約 2,552,100 件
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/478.html
作成中です・・・ ページ:1 2 3 4 5 6 作品 ■▲▼ 輪 43 名前:輪[] 投稿日:03/02/10 01 40 ID EXEe/Ism お願いです。 もう二度とあのアフリカの大地に死ぬ子供達を哀れんだりしません。 高級ブランドの糧になる動物達を救おうとも思いません。 人口減少に悩む村の小学校の廃校も聞き流します。 リストラされたサラリーマンがビルの屋上にたたずんでも止めません。 自爆テロに走るイスラムの熱狂信者にも許しを与えます。 だから、お願いします もう二度と 僕達を 限りない至高の祝福の輪に 連れ込むことだけはやめてください 僕達は輪の外で平和に自我に任せて生きていたいんです 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 和 ~国技館~ 46 名前:和 ~国技館~[age] 投稿日:03/02/10 14 23 ID yHjJPK78 日本人だなんて思ったら 大間違いよモンゴル人 一つの髷(マゲ)の大銀杏 一人前の力士なの 突っ張りなんかはしないでも あなたは私に左四つ 行事が軍配をかえせば 横綱大関いちころよ アメリカ人やモンゴル人は どんなに強くても大関止まり アメリカ人もモンゴル人も なかなか横綱にゃなれません 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 「わ」 47 名前:「わ」[] 投稿日:03/02/10 19 21 ID YtlfWg8P いや~驚いた! 今も心臓、バクバクいってるし 頭の血管、切れそうになったよ 余り脅かさないでよ お ね が い ! 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 動けない理由 48 名前:動けない理由[] 投稿日:03/02/10 23 44 ID 258wk0vL 街を歩いていて声をかけられた気がして振り向いたら そこには広々とした願い事のような風景があった 風が吹くままに遠くなる憧れや未来と 理想の底にあるものとを計りにかける こぼれ落ちてゆく文字と言葉とが このとりとめのない気持ちを置き去りにしてしまう あなたがよく絵を描いていたときの仕草は丸くて 僕にはつかみどころのないあなたの心を そのままうつしだしているようだった そして1本の線を引いて眠った 来る日も来る日もただ眠っていた 僕の思い出せないことをすべて あなたのせいにして毎日を過ごした 思い出やその他の想いは 星になってしまってただ輝いて あなたの名前を消しゴムでもって 地上で消しさっている僕 すべてを消したら すべてを消している途中で目がさめました 開かれた白紙の本にただひとつ書かれた「わ」という文字に いつだって穏やかな心をしたあなたを思い出しました 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 時間は闇 ~ワ~ 52 名前:「 時間は闇 ~ワ~ 」[] 投稿日:03/02/11 04 08 ID l1Ski/DS ワカラナイ ワカラナイ ワカラナイ このミチのサキは ドウなっているのか? このアトのジカンは ドウなっているのか? カコにワタシは知っていた それらの全てヲ ジカンが経っていくに連れ ワタシの知は崩れていった そしてワタシは ナニヲモわからなくなった 時の輪は、輪なのか? 1ポンの輪なのか? 暗闇の視界に広がり見える 白い紐 うねり、よじれ、絡まり、しかし、断淡は無い それは 輪などであってはイケナイ ワタシはもう マヨウ事にツカレタ その白い紐には どうぞ言葉が綴られてありますように どこかに ピリオドが打たれてありますように 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 鼻 ノイローゼ 53 名前:鼻 ノイローゼ[] 投稿日:03/02/11 04 20 ID Bt9V5M/Q わからず屋 良識、蟻悲しからずや 話どちらも枯らし 罵り合い そこに光なし ながめ眠れば 顔色、青ざめ 欲無く 生きてただ取り繕い うってかわって和む 動かすは 指先のみ いたずらに移り 濁りながら あげるは我が身 世にふれば おしまい 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 永劫回帰 54 名前:永劫回帰[] 投稿日:03/02/11 11 01 ID s9fLn9US あんたは その人生 1回限りだって 思ってる どっかにゴールがあって そこに辿り着いたら終わりだって 思ってる 毎日をホコリかぶりながら 座りっぱなしでも どうせすべてはなくなるさ いつか消えておしまいさ そう 思ってる 残念だったね あんたの人生は くるくるまわる 土星の輪 死んだところが 生まれたところ いま あんたが見ているそれは いつか戻ってくる くるくるまわる 土星の輪 それの一点 その人生でいいの? その人生を何回も 一曲の音楽をループさせて聴くように 一本の映画を一年ごとに観るように 聴きたい? 観たい? やりたいの? 毎日 おなじことして ひまつぶし 大人になったら やり場のない存在を 社会にあずけて ひまつぶし そこに止まったままで 自慰行為してるような人生を やり直したいの? いやだと思ったら 前を見て 永遠に繰り返しても構わないような そんな人生を創るのは 無理なので それに耐えられる自分を 創りなさい 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 自作自演3 56 名前:自作自演3[aaaa] 投稿日:03/02/11 14 16 ID GDRg980O 輪の中に入って、 みんなと、 回る。 昨日と同じでも、 ずっと、 回っている。 君は、 回らないつもりらしい。 どうして、 だろう。 :君と同じじゃいやだ。 ……そうなんだ。 でも、 あと一人いないと、 輪にならないんだけど。 君もはいらないか、 : 別にいいけど。 ……よかった。 【コメント】 【得点】 0点 ページ:1 2 3 4 5 6 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/471.html
作成中です・・・ ページ:1 2 3 4 5 6 作品 ■▲▼ 濃くておいしい哀しみ 205 名前:濃くておいしい哀しみ[] 投稿日:03/02/17 23 24 ID i0BpBgeA しかもビタミンDを加え カルシウムが 吸収されやすくなっていますので カルシウムのために 哀しみを飲む方にも おすすめします 無脂哀しみ固形分8.7% 哀しみ脂肪分4.3% しっかりとコクがあって 飲みごたえのある 濃い哀しみです 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 夕暮 209 名前:夕暮[sage] 投稿日:03/02/18 00 37 ID eUKWx5TP じかに首筋に鼻を近づける ことなる香りのようにおもえてやたら 鎖骨から顎のうらへとくちびるをすべらせていく 途中いちばんつよく香る場所をなぞる 汗の名ごりの味 そのまま首筋を伝う さっきから何 匂い 香水それ嗅いでた そうもっと嗅ぐ ん 手をうつぶせなところへ背から回していく 汗の味しかしなかったよ そ 左手で乳房をつつみ込む 乳首がふわととがる 上体をかえらせそこに 乗りかかり頭から毛布へもぐる ゆるやかにひろまった胸に寄っていって 乳首の先を上くちびると下くちびるの間ではさんで 声が漏れるそして腕が毛布ごと頭を抱え込んでくる こもってくる 湿り重くなり包まれその淡い闇のなかにいてふと 布一枚をはさんでいながら 顔を見合わせている気分がする 210 名前:(続き)[sage] 投稿日:03/02/18 00 37 ID eUKWx5TP 今日へんだよ なんで へん そか 毛布から顔をのぞかせるとカーテン越しに街灯りが入ってきていた となりで身を起こしたのに合わせまた飛んでくる重たい匂い ほぼま上にあるしろい細肩を手を伸ばしつかまえたおし したいすっごくほんとに そういう してるじゃん わらいかるく手のひらが肩にあたってくる 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ ノイズライム 211 名前:ノイズライム(1)[sage] 投稿日:03/02/18 13 09 ID wmy7+dB2 心が 痛んで泣きたくなるような 気持ちだ つらく切ない 悲哀 大切な人に死なれてかなしい 誠意が通じなくてかなしい 愛し 身にしみていとしい 切ないほどにかわいい 愛 何そこの児のここだかなしき 心にしみるような趣だ 深い感興 感ずる みちのくはいづくはあれど 塩釜の浦こぐ舟の綱手かなしも 212 名前:ノイズライム(2)[sage] 投稿日:03/02/18 13 10 ID wmy7+dB2 見事だ 感心するほど立派だ かなしくせられたりとて、見あさみけるとなん 貧苦がつらい ひとりあるせがれを行く末の楽しみに、かなしき年をふりしに 悲しいにつけ愛しいにつけ 感情が痛切に迫って 心が強く打たれるさまを表す意 原義 かなしげ かなしげ かなしげ 悲しい哉 悲しいことには 残念なことには 体力の差はいかんともしがたい かなしい 悲しい 悲しそうに 悲しげに sadly sorrowfully 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 流離 213 名前:流離[] 投稿日:03/02/18 14 49 ID HrwsLcG8 オリーヴ 掬いあげれば流れ落ちる海面のゼリーの色に 奇跡的に内包されたまま残る強く若い薫 オリーヴ 撥剌とした汗のような 潮に解かれては散る大粒の珠 私はそれを持ち帰れなかった 鉄塔の袂にある 過去の石で作られた我が家に 年老いていく犬の背を撫でながら暮らしている 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ はなれてゆくとき 214 名前:はなれてゆくとき[sage] 投稿日:03/02/18 15 04 ID LQ8djGqD 「センチメンタリズムは大嫌いだ」 と こぼしたその口に 口づけする私のことを あなたはどうおもう? 私は知っている あなたのような人が 一番センチメンタルだということを それでもあなたは否定するでしょう 数え切れないほどの資料を持って 「僕は違う」というはずです 私の言うことが 当たるか外れるか そんなことには興味はない あなたがいまどう思っているのか それがしりたいだけ 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ へちま男 215 名前:へちま男[] 投稿日:03/02/18 16 16 ID +TEH36AW つまらないものですが。と、大きな包み紙 へそ曲げられて、ごま取られる前に 化粧箱ぶち破って、包み紙つんざいて 逃げ出す後ろ姿は、へちま男 それはあまりにも、つまらないものすぎる そんなことくらい、自分が一番よく知っていた 女湯に逃げ込んだ、へちま男 あらこれがいいのよ、うふこれが一番よね 石鹸塗られて、やわらかい白肌へ 婆さんの皺も伸ばせ、黄色いへちま男 骨抜きにされて、水を抜かれたへちま男 あらいい感じだわ、うふ綺麗にしてちょうだい 化粧乗りを助けるため、乙女のすっぴんへ 存在を投げ出した、魚座のへちま男 乙女にも婆さんにも喜ばれ、利用されるだけ利用され 遂には洗面台の排水溝に消えたが、とても嬉しそうだった 生まれかわっても、きっとへちまで生まれる ぼくはへちまだから、へちま以外のものにはなれないから 贈り物にされるなら、女性の元へだけ贈ってほしい 同性に贈られたと気づいた瞬間、ぼくはまた逃げ出そう けっして男には価値を見出されないのだ、へちま男 216 名前:へちま男(続き)[] 投稿日:03/02/18 16 32 ID FogvVZrd それでもいいや、と笑いながら 男臭い黒土の畑の上、空間にぽんとお邪魔して また生まれ変わってくるのだ、へちま男 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 鶴 217 名前:鶴[] 投稿日:03/02/18 21 00 ID JkyepYlt 笑わないことを砦にして 照りつける言葉を防ぐ そういうのは幼いしるしだと 思わないでもなかったけれど いつでも二・三拍遅れてしまうわたしの こころの波際がもう 誰にも届かないというなら もしもそうなら 満たされていた朝の折り鶴を 開いてゆく夜の指はふやけているから 息のつぎかたひとつによっても 破れて しまいそうになる そんな些細な仕事を、と あなたがけして咎めずにいてくれたのは 無言の 愛撫だったのかもしれない のばした 浅葱色の千代紙 飛び立つことのなかった 翼のかたちを残して 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 笑う夏草たち 221 名前:笑う夏草たち(1)[sage] 投稿日:03/02/18 22 28 ID PdlIu5GO 家に帰るといつも 笑顔で出迎えてくれた犬が その日だけは横になったままで 名前を呼んでも起きなかったとしても 私は何度その光景を繰り返しても 失われたものを決して信じようとはしないだろう 何年経っても忘れられない日付がある 1997年7月27日17: ジロは私の前では 眠ったことがなかった。一緒に行った家族旅行、ワゴン 車の中で一夜を過ごした時、眠る私を守るようにジロは 一晩中、私の傍で立っていた。 暑い夏だ った。私は電気製品の部品を取り扱うアルバイトに追わ れて、毎日を多忙の中で暮らしていた。あと三日だ。あ と三日でアルバイトが終わる。夏休み最後の31日は、い ままで遊んであげられなかったぶん、ジロといっぱい遊 んであげるんだ。 いっぱい、遊んで、あげるんだ。 仕事 をしている間中、そして帰り道を歩く間中、熱射病で倒 されそうな生命を支えながら私は、ジロのことばかりを 考えていた。熱射病で死んだりしてないよね。大丈夫、 涼しい木陰にハウスはあるのだから。 222 名前:笑う夏草たち(2)[sage] 投稿日:03/02/18 22 31 ID PdlIu5GO お母さん。でも10 時から2時くらいの間は、太陽がハウスを襲うから、反 対側の木陰にジロを動かしておいてね。 家に帰るといつ も、笑顔で迎えてくれるジロが、ハウスにいない。反対 側の木陰で、寝てる。寝てる。初めて見た、ジロの寝顔。 かすかに揺れた、背の高い向日葵。離れすぎたところに 置かれてあった水飲み器。私の心を突き放した、裏庭に 吹く風。固く張っていた、銀色の鎖。 私はジロの目や 口から入り込もうとする緑色の蝿たちを憎しみを込めて 追い払いながら、それでも奇跡を願った。いつジロが目 覚めてもいいように、蝿も蟻もやって来ない、物置小屋 の入り口に抱いていった。こんなに大きなジロが、こん なにも軽い。ジロはギターじゃないんだから、だめだよ、 もっと柔らかく運ばれないとね。 私はTVもつけずに御 飯を食べた。ひとりで食べた。お母さんがどこへ出掛け たのかなんて知るはずもなく。きっとまたいつものよう に、友達が訪ねて来て、話に夢中になって、そのまま一 緒に健康ランドにでも遊びに行ったのだろう。起きてよ、 ジロ。起きてよ、ジロ。ただそれだけを繰り返しながら 味のない御飯をひとりで食べた。食べたという記憶も残 らない御飯を。 223 名前:笑う夏草たち(3)[sage] 投稿日:03/02/18 22 34 ID PdlIu5GO ドアを開けると、やはりジロは寝ていた。 私がはじめて泣いたのは、自分の部屋に入った瞬間だっ た。誰も見ていないのに、我慢する必要はなかったのに、 なぜかそこまで堪えていた。それから五日ほどの間は、 一日の大半を泣いて過ごすことになった。 「しかしネロ もうじき又夏がやってくる 新しい無限に広い夏がやってくる そして 僕はやっぱり歩いてゆくだろう 新しい夏をむかえ 秋をむかえ 冬をむかえ 春をむかえ 更に新しい夏を期待して すべての新しいことを知るために そして すべての僕の質問に自ら答えるために」 家に帰るといつも ラヴは私を出迎えてくれない 224 名前:笑う夏草たち(完)[sage] 投稿日:03/02/18 22 34 ID PdlIu5GO かつてジロのいたハウスの中で、尻尾のないお尻をこち らに向けて、それでも耳と目だけはしきりにこちらを気 にしている犬は、私が近づいた途端、だまし討ちにする ようにぶつかってくる。そっけないふりをしていても、 ちゃんと私にはわかっている。散歩中、私が建物の陰に 隠れると、ラヴは必死になって私の姿を探しはじめるこ と。 ラヴの顔を見ていると、何も悲しくはないのに涙が零れ てしまう時がある。去年産まれたばかりの彼女の若い肉 体の中に、蝿が潜り込む冷たさを感じてしまうことがあ る。きっと15年。もしかしたら10年。あるいは明日にで も。その時はやって来る。 きっと60年。もしかしたら40年。あるいは明日にでも。 その時が来るまでに、私はこの世に溢れている哀しみに 対して、答えることができるだろうか。答えたい。私の ことばで。ジロのため、ラヴのためにも、そして私を置 いて行ってしまうすべてのものたちのためにも。 私が笑って歩き出せば、きっと彼らも笑いながら、私の いなくなった夏をともに駆け回ってくれるだろう。 その時、きっと緑色の草原は、笑い声をあげるように揺 れているだろう。生命あった頃の、私たちのように。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~ 括弧内、谷川俊太郎「ネロ」より引用 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 道化 225 名前:道化 1/2[sage] 投稿日:03/02/18 23 36 ID aeVdVqEZ 道化の眼に 人の色を見つける 見てはいけない 気付いてはいけない色に 僕はひどくうろたえる 愛想よく笑う仮面に 決して笑わない,眼 観衆は一挙手一投足に笑い,歓声を上げる 玉乗りに ジャグリングに マジックに 眼は,笑わない ひたすらに,真剣に, 無表情に 226 名前:道化 2/2[sage] 投稿日:03/02/18 23 37 ID aeVdVqEZ 愛想笑いの仮面がおどけ 観衆が笑い 僕は俯く 笑いの使徒は, その中身は, 人であった 仮面が踊り 観衆が笑う中 僕は一人俯き 観衆に,仮面に,道化に 背を向ける 無表情に 道化の眼を宿して 【コメント】 【得点】 0点 ページ:1 2 3 4 5 6 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/512.html
作成中です・・・ ページ:1 2 3 4 5 作品 ■▲▼ あいのうた 279 名前:あいのうた [] 投稿日:03/10/06(月) 02 07 ID Vx/yMYKT New!! 一緒に寝ると、あたたかいから。 一つベッドに寝ても、いいですか? あなたの肌は、すべすべだから。 すべすべしても、いいですか? あなたのくちびる、ひらくので。 くちづけしても、いいですか? あなたのくちびる、ひらくので。 舌からめても、いいですか? 息がなまぐさくなったり、 汗がねばついてきたり、 僕は、そんな変化を確認しながら、 もっと狂ってほしいと、スイッチを探しています。 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 脳髄の中 280 名前:「脳髄の中」 [sage] 投稿日:03/10/06(月) 19 00 ID txUGMYIi New!! 叩き割った頭蓋骨の残骸と種々の欲望の痕が 今日もその辺に散らばっています …… ・箇条書き。分裂のため。 ・どちらにしろ雨が降る。 ・静かになる。1回パスもある。 ・後付けという名の創作活動へ。 ・意図は込められない絵への解釈もありうる。 今彼らのうちの1人の頭蓋骨をみんなで叩き割って その中にある種々の開陳による交合を求めることによって 皆が感情を露にすることに1人は快楽を得るということです ・いずれにしろ分裂の様子は変わらず。 ・なぜそんなに荒れたままなのか。 ・明快な解さえ得られぬ僕らの太陽。 ・湯気の列がレミング同様に消えていく。 彼らがそこで種々の接合器を持ち合わせて 次々に頭蓋骨の内部に差し込む姿は 僕らがただ慣れてしまっただけのように いつもと変わりないようでいるのです ・>>>と<<<と>>>と<<>。 ・クラスタごとの世界0と1へ招待。 ・FDD壊れた先のHDDへ接合。もしくは外部のない内部から。 ・俗流精神医学の性的欲求バンザイ現象。 …… 叩き割った頭蓋骨の残骸と種々の欲望の痕が 今日もその辺に散らばっています 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 葛篭の中に捨てた 281 名前:葛篭の中に捨てた [sage] 投稿日:03/10/06(月) 20 26 ID aPWCXzgi New!! 剥き出しの粘膜 一枚越しの粘膜 擦れあって キモチイイ 剥き出しのキズグチ 一枚越しでも 擦れあわせると イタイダケ (だって、そうでしょ?) ただ単純に楽しみたいだけ 傷口を塞ぐようなスピード じれったい FTTHでも満足できない 早すぎて ただ沢山楽しめれば それでいい (ツマラナイ お説教なんか) 後の事は 知りたくも無いから 声も 汗も 動きも全て 高く高く飛ぶためのイニシエーション 抱かれる相手は恋人のイミテーション お互いにわかってる 行きずりだってことは (でも認めたくない 認めたくないよ 今は) キズグチなんて晒したくない 痛いだけ 何もならない 何処にいても キズグチは醜いだけ 傍らにクスリ キズグチを忘れる為 近づいてくる 近づイテ チカヅク…… モウナニモカンガエラレナイ 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ デッドロック 282 名前:デッドロック [sage] 投稿日:03/10/07(火) 00 17 ID M+ZcsNd3 New!! 俺はその目の 見覚えのある人でいたい お前の悪い予感が当たりだす ピストン運動には やり場ない交換条件が 自由に 売りさばかれて 飛沫を追ってリンが燃える 流線の体は 何度見てもきれいだね お前の美貌が引き止めている 水酸基には 無駄のないスレンダーな着想が 似合い 活動は失敗する 俺達は金具になる 安っぽくなり ビジュアライズされ よもや やらしい駆け引きも本末転倒 くるり くるり 服を脱がせ <服>をねたみ 夜を待って 凍って 俺達は金具になる お前の見覚えのある人でいたい ピストン運動には もう灯のない終着駅が 迫り さらば高値もつかず 飛沫を追って リンが燃える 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ White Poem 283 名前:White Poem [sage] 投稿日:03/10/07(火) 02 51 ID CC9UVQ61 New!! 歓楽街は白夜色 私はたまに女を買う 髪は白雨に濡れたみたいに艶やかなのが良い 瞳はすぐに潤む方が好き 死海の深さで泳ぎたいから 白々しいくらいが良い 酷薄な白百合が好みだから 彼女に囚われた心は、湖を泳ぐ白鳥のよう 辛うじて溺れず、足をばたつかせ・・・ お嬢さん、お嬢さん ガラスの靴を履いたなら 白亜の殿堂でふたりきり ワルツのリズムで踊りませんか? 白磁の身体に白蝋の肌 紅いくちびると林檎の頬紅 私は貴女を白雪姫と名付けよう・・・ だからお嬢さん、今夜は私と・・・ 284 名前:White Poem [sage] 投稿日:03/10/07(火) 02 51 ID CC9UVQ61 New!! 白波立てる白布の海が 火照った身体を感じさせる 白蛇のように絡み合い 互いの秘密を自白しよう 白地図に楽園を描こう 虹色の歌声を聴きながら ―さあ、白桃をこちらへ― 彼女の得意な白拍子の舞 吐息に煽られ操られ 今宵、白濁した情熱を彼女だけに白状する 何ともなしに白痴、悦びに流されるまま 白露が零れ落ち 予告された終わり 白昼夢 白紙に戻して 発つ鳥、跡を濁さず あくびを噛み殺し天を仰ぐ 心なしか、白日が眩しい 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 壊れたビル 285 名前:壊れたビル [sage] 投稿日:03/10/07(火) 03 48 ID B2EB0iz5 New!! なんでだか暗い場所 秘密みたいだね 二人でまたこの場所 懐かしむみたいに 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ アダルトショップにて 290 名前:アダルトショップにて [sage] 投稿日:03/10/07(火) 20 10 ID HiZRzqum New!! 大学生、女優もの、¥2200。 土木作業員、緊縛もの2本、¥12000。 サラリーマン、ローター、ローション、¥3500。 風俗嬢、レディスコミック誌、¥420。 アジア系外国人、素人企画もの2本、素人投稿誌8冊、¥15540。 高校生、幼女系コミック2冊、¥1760。 会社役員、人妻陵辱小説3冊、¥2250。 OL、ローション2本、¥4000。 ストリップ劇場店員、オナニーグッズ24個、¥19200、領収書。 ときにはそれを美しいと思いながら けして 言わずにいることは たぶんセックスそのものと同じだ みんな孤独にいることの証のように 服を着て 歩いている夜 たとえ下半身だけでも 裸になることは それほど簡単じゃないので ぼくは今日も 仕事がもらえるのだ 月 が出ている カウンターの下に 外国の詩集を隠しているぼくは きっと 恥ずかしい男に違いない その一行の鮮やかな旋律を くり返しくり返し 忘れようとしている有り様 金になるセックス 金にならない詩の一行 美しいというだけで それらは恥ずかしい ぼくは そんな一行がたまらなく書きたくて 291 名前:アダルトショップにて 2 [sage] 投稿日:03/10/07(火) 20 10 ID HiZRzqum New!! 4時間後 君を裸にする 「白い大きな花が咲く」だろうか 「まるで塑像のようなあなたの肌を/わたしの視線があぶらのようにたど」るだろうか 肉体を言葉で 同じ指先で ぼくは探りたいのだ 恥ずかしいぼくを 上塗りするように 月の光よりも 深い場所までーー アダルトショップ店員、ピンクローター、¥1000。 けれど 言葉よりも先立つ肉体のために 君と ぼくのために買っておこう 穴があって 棒を突っ込む 震えたり あえいだりして 水が出る 買ったローターを鞄にしまって 月を見上げる ぼくは 詩人だ 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ しめじ 292 名前:しめじ 1 [] 投稿日:03/10/07(火) 20 27 ID ckbq/HoL New!! シトッとしている 裸足で餅の上を歩いているみたいだ ひとつひとつが しめじを剥がすように 心地良い 「初めての時は前戯をおろそかにするなよ 男はがっつくからな」 あの時はそのアドバイスを聞き流していた そいつに女との経験があるとは思えなかったからだ しかしこうして肝心な場面になるとどうしていいものかわからない 「ねぇ 前戯はした方がいいかな」 なんて恥ずかしくて訊けない しかし僕らはドアに手をかけた いまさら後に退く訳にはいかない とにかくアドバイスを信じてゆっくり触れていく でもどうなのかがちっともわからない 「気持ちいいかい」 なんて恥ずかしくて訊けない 293 名前:しめじ 2 [] 投稿日:03/10/07(火) 20 28 ID ckbq/HoL New!! 二人ともずっと黙ったままだ そうして真っ暗闇で触れ合っていると何がなんだかわからなくなってきた 俺はいったい誰の体に触れているんだろう すると急に全てが間違ったことのよう感じられてきた まだこんなことするべきじゃなかったんだ 大丈夫 自信を持てよ 彼女がいいよと言ったんだ 「んン いいかな」 暫くぶりに喋ったので声が裏返った 彼女は小さく同意した この気分 なんだか 転校初日を思い出すな 「今の俺 転校生みたいだ」 と僕は彼女に言った 彼女は少し笑った 「なんばゆーとっとね」 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 可愛いなぁ 295 名前:可愛いなぁ 1 [sage] 投稿日:03/10/07(火) 21 14 ID dEJ+I9Ys New!! 僕は大阪の心斎橋の地下道をうろちょろしながらふらふらしていた 道行くあの子は可愛いなぁ 話がしたいなぁ お手てをにぎにっぎしたいなぁ 多分仲良くやれそうなんだけどなぁ 勇気がないからなぁ あ、あの子も可愛いなぁ あの子と一緒にデートしたいなぁ 春の暖かい道を一緒に歩きたいなぁ 道は舗装されていてもされてなくてもどっちでもかまわないなぁ あ、今はもう秋だから木の葉舞う石畳がいいなぁ フランス映画に出てきそうなでっかいイチョウの並木道でもいいなぁ なんか木枯らしとか吹いてるんだけどあったかいんだぁ 可愛い服着てるなぁ 秋らしいなぁ 仲良くなりたいなぁ 服を脱がしたりなんかはしないよ 服を着てるからかわいいんだ 君がとっても大事にしてる服だからね すごい色々迷ってやっと見つけた服なんでしょ全部 あ、もちろん君の脱いだ服の匂いを嗅いで喜んだりするタイプじゃないからね、僕は 服を着てる君が好きなんだ だって服を脱いだ女の子なんてみんな一緒じゃないか 身体の形は多少違えど裸になったらみんな一緒なんだもん SEXして終わりだろう? もったいないね 296 名前:可愛いなぁ 2 [sage] 投稿日:03/10/07(火) 21 18 ID E1mIzHVO New!! そんなことより僕は君に僕を見せたいんだ 感じているんだ これを感じているんだ すごいんだ ありとあらゆるものを君に見せるよ 全部共有させてあげる わかる?共有って それは言葉の意味なんか無視してこれとこれとこれも感じるんだ 君が望むなら僕は裸になるよ 君が望むなら君も裸になればいい けどその前にキスをするんだよ 服を簡単に脱いじゃいけない 服は僕がゆっくり脱がすから キスをしたら僕は君の服を脱がそうとするかもしれない なんかそうなっちゃうんだよね けどそこでストップできるもんならしてみたいんだけどできないんだ 僕はすでに君の全身をくまなくキスしているだろう そして二人は素っ裸になってしまっていて 君のアソコは濡れていて 僕のアソコはとてつもなく大きくなっているだろう そしたら僕は君の中に入れたがっているだろう 入れるよ そしたらもういろんなことして君を気持ち良くさせようとして ガンガンガンガンゆっくりゆっくり僕は君の体の中にこんなにもデッカイペニスを入れまくるだろう そしたらアレが来てしまうんだ もうゴールに向かってしまっているんだ もうそうなったらあとは・・・・・・・・・・・・ ・・・ ・・・・・・ ・・ ・ 297 名前:可愛いなぁ 3 [sage] 投稿日:03/10/07(火) 21 19 ID E1mIzHVO New!! 神様すいません 僕はこんなつもりじゃなかったのに 僕はもう彼女に対してドキドキしないでしょう だんだんと彼女から遠ざかっていくでしょう そしてまた大阪の心斎橋の地下道をうろちょろしながらふらふらしているでしょう また同じことの繰り返しです 僕は一体何人の女の子を悲しませたでしょう 神様、人は罪を犯したら罰せられるはずなのに なぜ僕は罰せられないのでしょうか? 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 比喩論 299 名前:比喩論 [] 投稿日:03/10/07(火) 22 16 ID K1DsvNQg New!! 俺は隠喩が嫌いだ。 タトエルナラa(それはB)。 それなら初めからBと言え。 そんなものは、詩ではなく 社交辞令の雑談に過ぎない。 俺をめぐる嘘は、閑散とした公園の落ち葉。 恋人よ、それなら、 はじめから嘘だと言え。 交接はコンドームを忘れずに。 結婚は別の人と。 わからないかナ? コンドームをつけたチンコなど、 生殖器の隠喩に過ぎないってことが。 条件付の愛。 卑劣な憶測。 嘘のレトリック。 そんなものは、すべて単なる腐肉であって 詩ではない。 比喩よりは、現実のほうが美しい。 悲しみよりは、痛みのほうが美しい。 そして愛よりは、 セックス(生なかだし)のほうが美しい。 【コメント】 【得点】 0点 ページ:1 2 3 4 5 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/505.html
作成中です・・・ ページ:1 2 3 4 作品 ■▲▼ 零~オレハマケナイ-アナタノマケヨ~ 576 名前:零~オレハマケナイ-アナタノマケヨ~ 前 [] 投稿日:03/10/25(土) 02 02 ID My4kh2qm New!! 牛乳飲んだら 腹下した アメリカが日本に勝ちました 阪神がダイエーに勝ちました 自民党が民主党に勝ちました 言おう その勝ちましたは例えて言うなら カブトムシが喧嘩に勝って クワガタの吸っている蜜をふんだくりました級 なんてちんけ 僕が生きていく上で大切な事は何ですか? アメリカが勝つことですか? 阪神が勝つことですか? 自民党が勝つことですか? それとも僕の腹に投入された 抗生物質が細菌に勝つことですか? 答えは全てnoだ 577 名前:零~オレハマケナイ-アナタノマケヨ~ 後 [] 投稿日:03/10/25(土) 02 03 ID My4kh2qm New!! 人生は出来レース みんな最後は死にますので 用意されているのは必ず 完敗です どれだけそれこそ コールドゲームになりそうなほどリードしていても 結局最後には試合放棄で負けになるのです 試合放棄ってどうなるか知っていますか? 何点取ろうが記録上は 「9-0」になるのです おまえが死んだ後の世界を おまえは見ることができないよ そこでばっさり縁は切れるよ 抗生物質がどうやら勝利したみたい やったねこれで 「15946171245112-11514155712485」になったね ああ あほらしい 俗に言う「戦い」なんてものが この世には多すぎる 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 競技 578 名前:競技① [] 投稿日:03/10/25(土) 05 16 ID X4CzwKlf New!! 優秀な審判員であるジョルバサーノは ベルを2度鳴らし競技の開始を伝えた。 「皆さん!これよりこの素晴らしい競技を始めたいと思います! さてそれに伴いお節介を一つ。 競技中はけつして悲しみをあらわにしてはなりません。 声を荒げてはなりません。 助けを求めてはなりません。 これがこの競技のルールです。ルールを破った場合直ちに失格となり、 再度競技に参加することは不可能となってしまいます。 どうか皆さんお気を付けて!」 優秀な審判員であるジョルバサーノは高らかにそう言うと 自分の言葉に満足したように少しの時間うっとりした。 優秀な審判員であるジョルバサーノが再度ベルを鳴らすと ゲートがゆっくりと閉まってきた。 もうこれで逃げ場はない。「さあ皆さん!」 優秀な審判員であるジョルバサーノが叫んだ。 「競技の始まりです!」 579 名前:競技② [] 投稿日:03/10/25(土) 05 17 ID X4CzwKlf New!! その声が競技場一杯に響き渡る。 円形の競技場の中心に優秀な審判員であるジョルバサーノが立っている。 「皆さん!それでは競争です! 早くここから出れた人が勝者です!!」 優秀な審判員であるジョルバサーノはそういうと 早く競技者がゲートめがけて走って行くのを待った。 円形の競技場の中には何一つない。誰一人としていない。 なぜなら優秀な審判員であるジョルバサーノは 優秀な審判員であると同時にこの競技の唯一の参加者であるからだ。 しかしジョルバサーノはそれを知らない。 だからいつまでもいつまでも参加者が現れるのを待っている。 ジョルバサーノはいつまでもいつまでもゴールできない。 なぜなら彼は優秀な審判員であるから。 それが彼の不幸。 そしてそれこそ彼の幸せ。 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ そこには あったもの 580 名前:そこには あったもの [sage] 投稿日:03/10/25(土) 11 04 ID xl9xaV6M New!! 我為に為せる業 即虚し 君うしないし後の所以なり i wish i told you あなたのためにできることが とてもわたしのしあわせです 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 無地のカンバス 581 名前:無地のカンバス [] 投稿日:03/10/25(土) 15 35 ID onCpXEIR New!! 無地のカンバス コンクリートの壁に刺さっている。一本の煌びやかに装飾された真新しい矢が 私の物ではない 私が番えた物は血糊で作られた矢 軋み 放たれ 瞬きにも満たない瞬間、矢の形を成したようだが 堅牢な無機物に撥ね返される直前、打ち砕かれる事嫌さに霞んで消えた 誰の矢だろう 探していたのは恐らく彼だろう 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 友と酒と人生と・・・戦う 586 名前:「友と酒と人生と・・・戦う」(1/3) [sage] 投稿日:03/10/26(日) 00 18 ID iTPG3Cdf New!! ボクの父さんは オレは酒をのんでいる とてもとても楽しそうにお酒をのむ こどもだからのんじゃいけない? とてもとてもうれしそうにお酒をのむ なぜそんなこと言われないといけないんだ! そして なぜ ボクと母さんにぼうりょくをふるう こんなうまいものをのんじゃいけない いつもはやさしい父さんが オレは酒に強いんだ お酒なんて 酒があれば お酒なんて 酒があれば なければいいのに ほかに何もいらない でも もっと おいしそう 酒をくれ 587 名前:「友と酒と人生と・・・戦う」(2/3) [sage] 投稿日:03/10/26(日) 00 19 ID iTPG3Cdf New!! 二十歳 二十歳 初めてお酒を飲んだ もう酒は手放せない ボクの身体に浸み込んだ オレの一部 お酒は全身を駆け巡り 金はほとんど 嫌な事と一緒に出ていった 酒の泡とともに消えた 一日一杯 どれだけ飲んでも それで満足だった この渇きは満たされない ・・・楽しかった 血反吐が出るまで飲んだ 病気になるまでは それでも止めない 奪われた クソ医者に たった一つの楽しみを 酒は飲むなと言われた どうしてこんなに苦しい? 誰が テメェの 言うことなんざ 聞くか! 飲みたい飲みたい 飲みたい飲みたい 飲みたい飲みたい 飲みたい飲みたい お金はあるのに だが金がない でも もう 妻が、子供がいるから 女も薬もいらない 絶えられた 酒さえあれば ボクは生きたい オレは死んでもいい 588 名前:「友と酒と人生と・・・戦う」(3/3) [sage] 投稿日:03/10/26(日) 00 20 ID iTPG3Cdf New!! 親友の墓に酒をかける老人 その身体は 毒々しく黄ばんでいた 二つの目だけが 生気に満ちて血走っている つぶやき (最期まで酒を飲みたいと言い続けたオマエに) オレは生きて酒を浴びた オマエは死んで酒を浴びた オレは酒だけ手に入れた オマエは酒以外のものを手に入れた ちっ 酒がもうねぇ 雨か・・・ 水っぽい酒だ 冷たい酒だ ああ・・・うめぇ・・・ 黄ばんだ身体を 雨が白くしていく 血走った目はまぶたの裏に隠れた 少しほころんだ口に風が最期の言葉を運んだ (ボクはお酒がのみたい) オレは酒がのみたい 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 私たちは・・・ 589 名前:「私たちは・・・」(1) [] 投稿日:03/10/26(日) 00 23 ID DULZ2STy New!! 思い出したよ 思い出したよ 私は笑い続けてたんだ あの日のことは 今はもう だけど記憶は残っている 思い出したよ 思い出したよ 君は泣き続けてたんだ あの時のことは 今はまだ そして記憶は残っている 思い出して 思い出して 私は十字を切りづづけ 赤い模様の 今の部屋 記憶に流れる 赤い匂い 思い出して 思い出して 君は泣き顔を続けたまま 夕日の下で 水浴びを しつこい記憶に 鉄の錆 590 名前:「私たちは・・・」(2) [] 投稿日:03/10/26(日) 00 23 ID DULZ2STy New!! 夕日は沈めど 変わらない水の色 あまりに奇麗な水の色 思い出せない 思い出せない 部屋から出たい 部屋から出たい 君に渡した鉄の鍵で 君に渡した鉄の鉤で この部屋から出たいんだ この世界から出たいんだ 思い出したんだ 思い出したんだ 私は笑い続け 十字を切り続け 君は泣き続け 泣き顔を続け だけど時は止まらなかった はじめから戦ってなんかいなかった あの日から 私と君は あの時から 私と君は 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 折れ曲がった背中が何かをつぶやく 601 名前:「折れ曲がった背中が何かをつぶやく」 [] 投稿日:03/10/26(日) 17 22 ID UPBbPfWR New!! いく年もいく年も私はこのわだかまりを キリスト教的に堕落しきった自分自身の頭上に掲げ 太陽の強い反射の海へと飛び込むことを恐れていた ホメロスがろうで作った稚拙な翼で太陽に近づきすぎたために 焦がされたように 世界のさまざまな反射の多くは無限の宇宙へと導かれ アインシュタインとその他の物理学者の中にだけ存在している ただ、私は逃げるために現存在の中に頭上に掲げたわだかまりを 溶け込ませ 時々、そっと小さな小指で堕落した自らの時間軸をずらす それは決まってアナログな風が吹く寒い夜 白熊が白銀の平面にどっかと配置されたった一人でウオッカを のんでいる 小さな手が震える時 一瞬して 私は砂漠の砂になる 有限の世界観の構築が 構造社会と喧嘩をし始め 仲裁にのりだした ヤハウェが契約をせがんでくる サインはしなかった 下僕になるのはもうたくさんだ ラーとネプチューンにも嫌われた 私にもう行くところはない ハデスさえも私を嘲笑する 602 名前: 「折れ曲がった背中が何かをつぶやく」 [] 投稿日:03/10/26(日) 17 23 ID UPBbPfWR New!! もう私に残っているものはくだらない 老婆のような目と耳と皮膚 月夜の晩でも ノミがだけが私と寄り添ってくれる たった一つの たった一つの わだかまり りっぱな圧力で私を押さえつける 蒸し暑い夏の空 彼 彼女 と私は小さなチョークで引かれた線で 隔てられている チョークを引くのはいつも決まって 私より貧しくて裕福な誰か そいつらはいつも黒いスーツを着て ちょびひげをはやし 胸に真っ赤なバラをさしている そいつらは決まってこう言う 「ここは君の場所じゃないよ」ってね じゃぁここは誰の場所なんだと問い返すと そいつらはこう言う 「君以外の誰かのもの」 603 名前:「折れ曲がった背中が何かをつぶやく」 [] 投稿日:03/10/26(日) 17 25 ID UPBbPfWR New!! 真っ黒に焦がされた 囚人が こうつぶやく 「どこにも。 と言う はなかったよ」 ラクダの蹄が砂になった僕を踏みつける時 公園の噴水で少年達が水を掛け合う時 契約を拒んで恩恵を受けれない時 わだかまりは増え続け いづれかノアの箱舟すらも沈めるだろう アンセム ~挿入~ 囚人 (自分)(場所) 空間は常に誰かの所有物で 絶対に誰かは入れない 原爆で無理やりひきずり出された影でさえも 太陽にいぶしだされた影でさえも 月光に優しく導き出された影でさえも 結局折れ曲がった誰かの背中ばかりが何かをつぶやく 【コメント】 【得点】 0点 ページ:1 2 3 4 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/605.html
前へ ← 1 2 作品 ■▲▼ 山神 黒茶けた落ち葉ガサガサ蹴って 分厚い霜柱ザクザク踏んで お社様の坂道登る 痛いばかりの耳マフラーに隠して 塊のような北風やり過ごす 石油ストーブの匂いが コートの下のセーターに染み付いている 暖かくてお守りみたい 足元の落ち葉がじょりっと滑る だんだん 身体からぞわぞわと触角が伸びていって 凍えた栴檀の木や朽ちた鳥居を撫で回す 祠の擦り減った角々に 枝ばかりの冬影が柔らかく張り付いて それは私の足元からもキノコの菌糸のように繋がれていく 巨大な血管が私を通り、山を抜け、木々の枝先まで張り巡らされる 私は一個の心臓になる 冬の拍動になる お社様に手を合わせて祈りながら 私の触角は一本の糸になって麓町に届く 妹のくりくりと動く冷たい瞼に そっと口づけする 836 名前:山神[] 投稿日:2006/12/17(日) 23 00 18 ID HcAn0yLm 【コメント】 855 名前:侵入の作者[] 投稿日:2006/12/28(木) 04 57 04 ID bBoFpbpH 836 山神 一読:上品。 二読:情景と一体化していく。自然との合一。日本人の救われ方ですね。最終行、口づけが違和感。 三読:擬音が鼻につき始める。これ、山じゃなくても、街でもありそうですね。 ノスタルジー出すための山なんですね。しかし、これは個人の思い入れに左右されてしまうか。 ■▲▼ 侵入 きみは彼に向かって自分の気持ちを打ち明けたいと つよく 願った しかし、こわい 自分は吐き出して楽になりたいだけではないのだろうか? いったい、いまがそのタイミングなのだろうか? それでひとりごとのように言った 好きになったんだけど 彼はブラックのコーヒーにスプーンを突っ込み、やたらにかきまわしながら 今度は誰? と、目を上げずに訊いた きみは 彼の口元に意地のわるいような こばかにしたような笑みが一瞬浮かんだのを見逃さなかった いいサイン、だと思った きみは彼に対する観察をここ数週間怠らなかったので 彼が気取り屋の皮肉屋で自信のない善良な人間であることをはっきり把握していた したがって 彼はきみの言葉になにかを期待した彼自身をわらったにちがいないのだ 彼はそうなることを望みながら、彼を過小評価する彼自身の性癖によって きみに対する願望を妄想としていくたびも打ち消してきた 最後の確信を得たきみは 背中の筋肉を緩め、前かがみになって頬杖をつき、胸がテーブルの上に載るようにした 彼の視線が動いた きみは自分の乳首がいま、とがっているのを感じた わたし、あなたを好きになったんだけど きみは言い、彼に愛おしさを覚え、慈悲を与える存在になった気がした 彼のくちもとにふたたび、こんどは貼りついたまま消えない嘲笑を見た きみはきみの勝利がまったくのまぼろしだったような気になる うすわらいを浮かべたまま、彼はスプーンを回しつづける カップに触れてかちゃかちゃと音がする 不安に押しつぶされそうになり、きみは抗うように上体の姿勢を正した ブラックコーヒーが深い渦をつくっているのが見えた 彼のつくる渦を見ながら、きみも口の片端でわらってみた 痛みは甘くなり、ぞくぞくした 837 名前:侵入1/2[] 投稿日:2006/12/18(月) 04 21 05 ID +gUbGDh1 838 名前:侵入2/2[] 投稿日:2006/12/18(月) 04 22 19 ID +gUbGDh1 【コメント】 147 名前:ゼッケン ◆ZkkenDgUE6 [] 投稿日:2007/01/06(土) 03 18 01 ID zlSNeVGV 侵入を書きました。ゼケーンです。 本スレ23 アンダーさん、採点のまとめ、ありがとうございました。 山神書いたのはリーフさんに3000ペセタ。 アイスクリームサマーはエドさんに10ペソ。 39才のハゲ頭はまんこ将軍に10ペソ。長介さんかも。カノプスさんかも。 黄色い波は竹輪さんっぽいけどナップルさん 無償の娼婦は北さん? 貼り紙はひむらさん、これ鉄板。 さ、どうだ。 ■▲▼ 残酷な遊び 子供という王様は 残酷な遊びを思いつく暴君 家来の虫や動物に 悪の限りを試しつくす 今日は家来の触覚の 右側を引っこ抜いた 家来のアリは泣きながら ぐるぐる ぐるぐる 触覚片方、どこにも行けない ぐるぐる ぐるぐる 同じ場所を回り続ける ぐるぐる ぐるぐる いまでも目的地にたどり着けない 王様はその姿に 大いに笑って満足した後 回り続ける家来を置いて 夕餉の家路につくころには もう彼らのことなど忘れている 839 名前:残酷な遊び[sage] 投稿日:2006/12/18(月) 10 58 19 ID L1XtMEzZ 【コメント】 856 名前:侵入の作者[] 投稿日:2006/12/28(木) 04 59 09 ID bBoFpbpH 839 残酷な遊び 一読:だから? 二読:アリがち。なんつて。 三読:なんか書くために読む。なんだろうな、なんでこんなにスカスカなんだろう。 もうちょっとなんか工夫しようよ。 13 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:2006/12/31(日) 23 27 40 ID ByRqbFKC 839 :残酷な遊び :2006/12/18(月) 10 58 19 ID L1XtMEzZ 眼を閉じなかったから、生じた罪悪・嫌悪感に、……痛みのような、さっさと忘れよう。 詩としては、どうかなぁ…… まあそれでも >、 3点。 156 名前: ◆Wani6uvhK. [sage] 投稿日:2007/01/06(土) 14 36 04 ID 39k2pqDs あけましておめでとうございます。 ゼッケンさんチャンプおめでとうございます! 審査されたかた、コメントされたかた まとめてくださった方、お疲れ様でした。 「残酷な遊び」を書きました。 ななほしさん3点もありがとうございました。 名無しのコメントのかた、ありがとうございます。 ちなみに、両方の触角を抜くと ふらふら方向が定まらなくなり 自分の巣にも帰ることができなくなるそうです。 【得点】 3点 ななほし ◆lYiSp4aok.:3点 ■▲▼ 無償の娼婦 体なんていらないの 神経をはしる痛みも快楽もわたしを閉じ込めるの せつなさだけでいいの かなしさだけでいいの 生まれては死んでいく 生まれては死んでいく世界で 裸のマリアになるの 世界は冷たいからあたたかいキスをするの 世界は突き放すからきつく抱きしめるの 「さあ、ゆりかごにもどりなさい」 生まれては死んでいく 生まれては死んでいくこの世界で やさしさだけになるの 841 名前:無償の娼婦[] 投稿日:2006/12/22(金) 22 46 42 ID c4eS2c4d 【コメント】 856 名前:侵入の作者[] 投稿日:2006/12/28(木) 04 59 09 ID bBoFpbpH 841 無償の娼婦 一読:読みやすい。安心するための詩。信じられさえすれば。 二読:うまいですね、これ。「」が鼻につく。 三読:五感からの脱却。肉体をやさしく溶かして別の生命へと生まれ変わる。 簡単明瞭いい気分。題がイヤ。 19 名前:ゼッケン ◆ZkkenDgUE6 [] 投稿日:2007/01/05(金) 04 32 47 ID OCGU2C7N 841 無償の娼婦に1点。 タイトルがくさいけど、この説明がないと私には読めないし。しかたないのかな。 よくある気分を書いているように見えて、なにも求めない、という部分が徹底されている。 諦めることさえ諦めてるのが心地よかった。 157 名前:あぶく ◆OPBYKkBBNQ [sage] 投稿日:2007/01/06(土) 17 46 29 ID 0kjACbYa 皆様お疲れさまでした。 チャンプさん、おめでとうございます。 『無償の娼婦』書きました。 ほんと、なんちゅー題名やねん、と自分でも思います。ゼッケンさん、ありがとうございました。 【得点】 1点 ゼッケン ◆ZkkenDgUE6:1点 ■▲▼ 無駄遣い 体力の限界まで働く 今日も朝6時に起きて 2時間電車に揺られ 途中の駅で目の前の席が空いて 僕は浅い眠りを貪る 夢の中で僕は黒い学生服を着ていて 隣には若い頃の親父がいて 見覚えのある道端で 見覚えのある姉弟に出会った 姉の方は笑顔の素敵な美少女だった 将来はきっと美人になる そして僕らは4人で学校に向かう 弾まない会話 親父が不意に携帯を取り出し 会話し始める 同時に姉弟の弟の方も携帯で 友人と話し始めた 僕と少女は手持ち無沙汰になって 「遅刻しちゃうね」と ふたりで先に学校への道を急ぐ 弾まない会話 道の前方から母親が走ってきて 親父の居場所を僕らに尋ねた 「ああ、親父ならあそこで電話してる。えーっと…」 「シュン君」 優しい笑顔で少女は言った 「そう、シュン君と一緒」 どうしてその名前が出なかったのだろう 母親も去って 少女と再び目線を交わす 相変わらずの優しい笑顔 ふたりは再び学校へと歩き始める 空は晴天 夏の空気 弾まない会話 僕は彼女の右手を握っていた 彼女も僕の左手を握っていた 相変わらずの優しい笑顔 顔は気恥ずかしくてほとんど見ていないけれど 夢だからわかるんだ かき消すように 夢の中で僕の携帯がふるえる 僕は夢から覚める 左手に感じていた あたたかい感触 あたたかい時間 現実は変わらない 左手に感じる携帯電話の重さ 冬の寒さ 灰色の空 はじまる仕事 ああ そうだ ああ そうさ 食うために働くのさ 好きでもない仕事するのさ 大切な時間を裂いて もっと大切な時間買うのさ 何度だって言うのさ 読まれもしない詩を書くのさ 長ったらしい言葉を使って ちっぽけな自分表すのさ 左手薬指にある指輪 指先で転がすのさ 冷たい感触 君との絆 ちっぽけな絆さ 夢の中の少女はもういない 843 名前:無駄遣い 1/3[sage] 投稿日:2006/12/23(土) 03 54 46 ID NRDmh4Zx 844 名前:無駄遣い 2/3[sage] 投稿日:2006/12/23(土) 03 55 26 ID NRDmh4Zx 845 名前:無駄遣い 3/3[sage] 投稿日:2006/12/23(土) 03 57 50 ID NRDmh4Zx 【コメント】 856 名前:侵入の作者[] 投稿日:2006/12/28(木) 04 59 09 ID bBoFpbpH 843-845 無駄遣い 一読:一家の大黒柱、がんばってください。 二読:ひろがりませんね、これ。ぐち? 三読:する必要あるのか? お勤め、ごくろうさまです。 ■▲▼ ヒトノコト 魂は彷徨い 道すがら心洗われるほどの夜空の星々に酔い痴れる間に 時は容赦なく 私を取り残して過ぎ去ってゆく 時の流れは水のように早く美しい その美しさに惹かれて私は再び酔い痴れる 目を覚ませば私は硬直している事に気付き再び歩き始める 何故何 私は彷徨うのかを考える暇なく躊躇なく彷徨い 時と共にゆくのだ 道すがら考すは 人間の知覚とはどうしてこんなに繊細で緻密で敏感なのであろうか それゆえ人間は蒼天の下に生きる事を考えるのだ 喜びも怒りも哀しみも、そして慰みも 全て人間の感知能力が恐ろしいほどに精密であり、目、耳、鼻と口を具えているから 私は感じる 風と光を 水と緑を 私は豊かに感じるのだ 道ゆく道では誰もが同じく助け合うのだ そこには時に法悦的な調和が発生する 嗚呼ゆたか それを感じる人間の触覚も あらゆる森羅万象を感じる人間も 豊かなのだ 846 名前:ヒトノコト 1/1[] 投稿日:2006/12/23(土) 18 44 56 ID gWeRPY5Q 【コメント】 856 名前:侵入の作者[] 投稿日:2006/12/28(木) 04 59 09 ID bBoFpbpH 846 ヒトノコト 一読:三行目で笑う。七行目で縦読みを探す。最後まで読んですげえと思う。 二読:思わずもういちど読む。作中の「私」の感受性の豊かさに驚いて吃る。 そういう作品なんだと思った。ナルシズム大爆発。 いかに自分が創作を演出したものに慣れてしまっていたのか、読み手として甘えていた自分を反省する。 三読:もうしないけど、これはこれでいいんだと思う。まじで。 ■▲▼ 月とスッポンと39歳のハゲ頭 寂光がぬらぬら反射っている ―どこに? 39歳のハゲ頭 脱毛症を“病んだ”ここ10年 マニファクチュアと風俗店の 2つの力点のあいだをひたすら往復し 頑張る、頑張る ミンミンゼミの鳴く暑い季節さえも 頑張る、頑張る ぽくぽくぽくぽく ちーん と 叩かれる木魚のような 黒光りしている頭皮 女たちは目を背ける みんなの楽しさから完全にはみだしている それでも頑張る ぽくぽくぽくぽく ちーん と ところが 油の量が凄いのだよ、君。 無限大のガマの口からどんどん溢れ出してくるのだ そしてどんどん荒地へと流れ込むのだ どんどんどんどん ぬらぬらてらてらひたひたぺたぺたぺけぺっちょん つらちょんちょんちょんすけとはまさに怒涛のぬらりひょう(!) その光景は圧倒的なコスミックの世界観を持って やがていつしかハゲ頭の内部にねむる ニューロンさんちの細胞核くんを 揺り動かす。振動させる。 ゆら~りゆらり と やがて起きたるニューロン細胞 核くんが、その触手のような手でがっちとつかんだのは 他でもないハゲ頭のクラウゼ小体! ぞわぞわぞわわっと ハゲ頭のてっぺんに向かって走りだすクラウゼ小体!のもたらす快感! おーい止まれ!という制止も虚しく クリトリス又は亀頭と化したハゲ頭。 性感=ハゲ頭。 性欲はハゲ頭によって満たされることになる いや~参りましたね と ぺたぺたハゲ頭を触ってご覧なさい 「どぴゅ」と“イク”かわりに ぶるぶるっとふるえるでしょうよ あんたたちの忌み嫌うハゲ頭がよ! 女たちは相変わらず目線を背ける しかしハゲ頭は穏やかな寛容の眼差しを持って それら格差社会の全体像を眺めやる 貫通への欲望は超えた 今や風が撫でれば潮を噴き 太陽が光を射せば射精する 存在自体がオルガズム!サンキュー世界! ハゲ頭はここにおいてあらゆるセクシュアルな問題と 存在論的な壁をぶちやぶったのだ! 感覚が全てを乗り越えたのだ! ニヒリズムも今や遠いお伽噺 ハゲ頭が生んだ新世界だ! 合理主義への回帰など不要! ハゲ頭だ!髪の無い神の誕生だ! あらゆる生への快感はハゲ頭の輝きの内に! おおハゲ頭!ビバハゲ頭!お前の油は神のしょんべん。 847 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:2006/12/23(土) 18 57 53 ID 9+w5iaYO 848 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:2006/12/23(土) 18 58 24 ID 9+w5iaYO 849 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:2006/12/23(土) 18 59 27 ID 9+w5iaYO 【コメント】 857 名前:侵入の作者[] 投稿日:2006/12/28(木) 05 00 06 ID bBoFpbpH 847-849 月とスッポンと39歳のハゲ頭 一読:「みんなの楽しさから完全にはみだしている 」←すばらしいです。かっこいい。 二読:ニューロンとかの説明を楽しく読ませようとするサービスがまだるっこしい。 三読:「存在論的な壁をぶちやぶったのだ!」←やぶってねーよ。 「感覚が全てを乗り越えたのだ!」←だから乗り越えてないって。 いやあ、笑った。楽しかったです。ありがとうございました。 16 名前:リーフレイン ◆LeafL/oiO. [sage] 投稿日:2007/01/03(水) 20 10 29 ID K1/4P58H >「月とスッポンと39歳のハゲ頭」 これはもう解説いりませんわ、面白いです。 とにかく面白いです、これだけ面白い詩はひさしぶりという気がしました。すごいです いや、もしかして笑ってしまってはもうしわけないんだろうかという一抹の不安まで感じてしまいましたが、、、 結構有名な(ふるいかな)フラッシュで、バッハの小フーガに合わせて唄う「はげの歌」があるんですが、 ついあれがBGMに流れてしまいましたよーーーー。 【得点】 1点 葉土 ◆Rain/1Ex.w:1点 前へ ← 1 2 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/479.html
作成中です・・・ ページ:1 2 3 4 5 6 作品 ■▲▼ 針と糸 59 名前:針と糸(1) [sage] 投稿日:03/02/11 23 12 ID jXpjjDi/ スナップをふとんカバーに縫いつける クレヨンタッチの青いチューリップ 1枚に6箇所つけてください 役所はいつも杓子定規だ 通算凸凹144個のスナップ 計算したくなるインプットのない時間 #30番木綿糸を二重取り 人差し指と親指の輪を滑らせ 爪できゅ と引いて 糸の輪を糸玉にする 針を持つもう一つの輪 鎌倉の阿弥陀さま 人差し指と親指で輪をつくり 腹の前に据え 上品上生 なかなか終わらない母の裁縫 ボタンやファスナーを買わぬまま中断した ただ針を持ちミシンを踏む 自然な昂揚をむさぼっていたのか 深い思考の井戸に潜っていたのか 60 名前:針と糸(2) [sage] 投稿日:03/02/11 23 12 ID jXpjjDi/ それでも私は母の裁縫姿を美しいと思った 上品上生 まつり縫い 上品中生 針穴に糸を通し 上品下生 糸玉をつくる 握りばさみで切り離し つまんで置く糸の切れ端 白い松葉の山になる 4分の1は捨てられる糸 もったいない 糸 惜しい できたよ ずっと花柄に不服をのべていた 小さい息子は雄牛となり 布に突進してきた 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ ギャップ 62 名前:ギャップ[] 投稿日:03/02/12 01 45 ID oJR/w0Cc 「ぼくわ」 走る 運動場を 公園を 「ぼくは」 覚える 漢字を 九九を 「おれは」 いきがる 煙草を 酒を 「わたくしは」 嘘をつく 人前で平然と つらつらと美辞麗句を並べて 一つも実行されない 心の底から 金 銭 MONEY たとえ間違っていたとしても わの頃が一番良かったと思う それでもわの国は桃源郷 今日も船底で夢見る老若男女 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ わがまま 64 名前:わがまま[] 投稿日:03/02/12 12 17 ID xENtyNEL わからない わからない 命題が 無知の苦しみと不安をかき消すために わあわあ騒ぐ わあわあ喚く わっしょい わっしょい わっしょい わっしょい 大地のわななきを体で感じて この世界で生きる意味をわがままに決めよう ワカラナイ事だらけ 知恵の輪で出来た迷宮に閉じ込められて 象牙の塔で本能を麻痺させられそう 愛情の泉からは有毒な清水が溢れている 愛のままにわがままに僕は君だけを わがままに抱き合えたなら 今夜もわがままジュリエット 枠で凝り固められたこの世界から 自由をせがむ色の無い声が四方八方から聞こえてくる わっしょい わっしょい わっしょい わっしょい 65 名前:わがまま[] 投稿日:03/02/12 12 17 ID xENtyNEL 純愛をボールと一緒に蹴っ飛ばして 欲望丸出しで突っ走る 月の輪よりまるい楕円を描くコースで狂ったドリフティング かまわずに続けろ その瞳から流れる汚れた聖水が尽きても きまぐれの合図で攪乱していく冷静と情熱の間でもがき狂え 僕に理路整然とした性愛の手引きを キミには一欠片のパンを まわり続ける景色の中 月の裏側から現れた愛しいママ 僕がこの世を憎む前に消えたかわいいパパはどこにもいなくて きまぐれの合図で今日もドアを開けてみる 目の前に広がるキミ かまわずに撃つ 血液に満たされた命の茎が種を芽吹かせるまで 誰にもわからない僕達の絆 恋文は白濁色の白紙の手紙 下僕はどっち? キミはむちを手にやさしく微笑みかけた 僕は何も言わずに微笑んだ キミは馬鹿でかわいくて仕方ない A君はキミをいぢめるのが好きで 決まって涙を拭う僕が映る 僕だけのキミでありますように 毎晩寝る前にキミへと呟く 駆け出しそうな想いを抑えられず 今日もまたキミを虐めてしまった 僕を縛ってくれ キミの望むがまま そうでなければ翼をくれ 火傷の跡がかさぶたになるように キミも軟らかい壁を作り始めた 傷つける気はないけれど かなしいかなA君が暴発してしまう 駆け出しそうな衝動を A君は素直に表現してくれる 感謝してる かなしいほどに愛しく憎いから キミの心の鍵を壊してしまいたい 儚い思い出の中で A君と僕はキミをわがままにアイシテイルよ 66 名前:わがまま[] 投稿日:03/02/12 12 18 ID xENtyNEL ワン切が今日もうざったいね 電波で精神も病みそう キミのメール今夜も放置 毛布になるなら返信するけど わだかまりができたら切っちゃおう 回線切って吊るし上げてしまおう ワン切が今日もうざったいね だけど慣れたきたよ キミからメール来なくなった またゲトしなきゃ わだちを踏んで 今日も過ちを犯す わがままさに気を取られているうちに いつのまにか沼になったわだちに足を取られる かもよ 67 名前:わがまま[] 投稿日:03/02/12 12 18 ID xENtyNEL 子牛を捕まえて愉しむ わがままに姦る レノンのイメージ通りに真っ白な世界を創ろう 支度を整えたなら 泥人形に魂を吹き込もう 個人主義マンセー わがままに犯る歓びを伝えたい!! ザクロの中 わがままに姦るわがままさよ 口笛で罪を誤魔化して 目を開いて闇を見よう 終わりない旅の中 旅人にわがままの姿を曝け出そう 憂いを帯びた遊女と わがままに犯る儚さに涙し 理屈で捏ねた己の哲学を棺桶にして土に沈もう 家族に遺書を送り わがままに逝くのだ 亜細亜大陸の果てで わがままに逝くのだ 風に流されるまま 砂漠の底に一人眠るべし 静寂に描かれた君の絵は 何よりも美しく ヴィクトリア朝の骨董品よりもよほど骨がある ただ、わがままにこの世を翔けていこうじゃないか!! 68 名前:わがまま[] 投稿日:03/02/12 12 19 ID xENtyNEL わがままに毒されたこの世界 そう憂う僕も相当にわがままで わがままの裏のわがままの表はわがままで 恋愛も相互わがまま作用の希薄溶液 僕がここに居続けることはわがまま わがままが僕の胸に飛び込んでくる 目を通してみるとわがまま 耳を通してきくとわがまま 鼻を通してにおうわがまま 舌を通してあじするわがまま 手を通してふれるわがまま わがままがわがままにわがままをわがまま。 ミドルシュートでわがままを打ち砕くのもわがまま わがまま好きな君はわがまま わがまま嫌う君もわがまま わがままに愛してもいいかい? ではなく 愛してわがままでいいかい? みたいな わけわかだ、と突っ込む僕はわがまま 69 名前:わがまま[] 投稿日:03/02/12 12 19 ID xENtyNEL 早速わたしは網を持って安キャバへ遊びにいきました 神経がこそばゆくなるのを感じながらギャルと飲み明かします 太陽まで遊びに来る頃までに網には10匹位入っていたようで 体はまっ逆さま 心は左右反転 寝ぼけ眼で帰宅します 首筋には紅い腫れがあり いつものように網から出してあげます 僕を抱いてそのまま事切れた彼女等は 眠りの森の姫で 未だきっと高慢で自己中心的な 夢見る少女でいるんだろう 君の合鍵を見つけ出せず わたしは我武者羅に鍵を挿れ続けます 味わえば恋の音が聞こえてくるし けれど君の声は聞こえず 壊れたギターで約束の言葉を囁いて 僕は笑いを噛み殺します 月になるまでお仕置きしたら 網から出した抜け殻を剃刀で切断 終わらない狂劇は 涙を餞にして またどこかで幕を開けるのです 70 名前:わがまま[] 投稿日:03/02/12 12 20 ID AJ+Afddj わがままなわたしは意思を持つモノが大嫌いです でも意思をもたないモノは腐りやすいのです 仕方ないので冷蔵庫に保存しているのです 冷凍庫だと冷たすぎるので冷蔵庫が良いのです 冷たい感触が僕に快感を与えてくれるのです 意思を持つモノはいやに生暖かくて気持ち悪いです そんな僕を、わがままだよ、と彼女は言います 諭すように、わがままだよ、とやさしく言います そんな彼女が大好きです でも、彼女の意思を自分の手で壊したくてたまらないのです 彼女をもっと好きになりたいだけなのです やっぱり僕のわがままは治せそうにないね 71 名前:わがまま[] 投稿日:03/02/12 12 20 ID AJ+Afddj わいわい がやがや 淫靡に暗がりの部屋で 暴走しだしたBlind Blue Boy わーわー わおわお 獣の仕草で 身包み剥がして すべてを暴露しよう Wowうぉう いぇいいぇい 覚醒間近の理解者に 僕の内臓見せましょう わいわい がやがや 口には出せない言葉で叫べ 狂い出したBlind Blue Boy わーWah わおわお 肉の饗宴 ドロドロに溶けるまで二重螺旋で感じ合おう うぉううぉう いぇいいぇい 涎を垂らして 瞳孔開いてクライマックス わいわい がやがや 淫靡に暗がりの部屋で ただ繰り返すBlind Blue Boy わーわー わおわお 獣の仕草で 身包み剥がして すべてを暴露しよう うぉううぉう いぇいYeah 覚醒間近の理解者を この手で薔薇にしてみせよう わいわい がやがや 頭を振り乱して夜に抱かれる 狂い出したBlind Blue Boy わーわー わおWar 肉の饗宴 二重螺旋の愛の証で合成されるタンパク塊 うぉううぉう いぇいいぇい あの世で逢おう 瞳孔開いてクライマックス 72 名前:わがまま[] 投稿日:03/02/12 12 20 ID AJ+Afddj クライマックスを迎えたこの世界は 不気味に口を開けている暗黒の輪へ吸い込まれた 手と手を合わせて輪を描いた人間達は 意識の欠片を遺すこともなく終幕に呑まれた ずいぶん昔にある男がある女に送った指輪 輪の中から映し出された小さな星は 真っ赤に染まった刹那に暴発してしまった 指に鈍い痛みが走ったのを憶えている 車輪の回転に合わせて映写機が廻る この世界の記録が次々に蘇っては消え 無常の輪廻はどこかで幕を開け閉じている 虚無の輪に真実存を見出せたなら世界はとても美しい 73 名前:わがまま[] 投稿日:03/02/12 12 21 ID AJ+Afddj わたしに潤ったくちづけをください わだかまりが転がる荒野で渇ききったわたしを潤してください わななく大地と裂ける空の狭間で わたしは潤ったくちづけを待っている わからないことばかり 知らなくていいことばかり わたしの渇いたくちびるは 密室で人を一人殺した 運命の轍に嵌って もう進めない 夢でキスされて 目覚めた後の空は何も無い 輪廻さえ拒絶されて すべては虚無に帰した わたしはそこに居た 確かにそこに居た はず 終わった 割った 74 名前:わがまま[] 投稿日:03/02/12 12 21 ID AJ+Afddj 眠れないのかい わがままな瞳は暗闇を恐れているらしく 悪夢に対して殺気が立っている ああ夜には健忘症であれ 昨日の夢を許せぬままに 自分の創った世界を壊したいけれど 絡んでくる幸福感までは失くしたくない わがままさ惜しく 無駄に昂揚されてジハード自爆の滅びの美学 That’s funny comedy 飛び散る身体はシュールな夜空の宝石 You became Jewelry Angel 午後のわがままパリジェンヌの微笑みに魅せられて貝になる 夜にはしろく眩いエッフェル塔から 腐った宝箱を投げ捨てる 地上の星に汚いアップルパイが広がる すべてわがままに散る レクイエムならカトレアの歌声で 嘆いたところでわからぬ命題 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ わの店で 76 名前:わの店で[] 投稿日:03/02/12 19 51 ID BzSbrlph 東側のドアから彼女は出ていく わの店で りにするときかれ いやわでと簡易にすます 1時前なのにずいぶん日が傾く 歩幅を均一にするとギクシャクした 街ゆく人を眺める 夕陽を背景に カーテンは閉まっている わはきみどりである 7時になると テーブルに2つのわが並ぶ 彼女はプラスチックである ソーダを飲んで酔っぱらい わがきみどりといいブルーを唄う カーテンを開けた 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 回転木馬 77 名前:回転木馬1/2[] 投稿日:03/02/12 21 58 ID hYIKD2AX 回れ回れ よい子は馬のように 息せき切って転げ回ったところに ニンジンぶら下がってて 走れ走れ走れ 追われてるぞ 追われてるぞ お前のすぐ後ろに いるぞいるぞいるぞ あいつがいるぞ 早く早く早く 溶けろ溶けろ溶けろ 回れ回れ回れ 走れ走れ走れ もっと早く もっと早く!!!!!!!!!!!! チーターとろけて トラ虎の皮 中心に芯を刺して その周りを走れば 溶ける 混ざる チーズにバターが 78 名前:回転木馬2/2[] 投稿日:03/02/12 21 58 ID hYIKD2AX 回れ回れ回れ 真中に犯人を残して その周りを回れば 回れば回れば ればレバー 肉の塊 血が滴って なれないなれない 形になれない形 赤子が 取り残して 犯人探したでしょう かごめ篭目 輪になって 回れ回れ回れ 後ろの正面 後ろ側の正面に 君に恨み持った 救われないあの子が いるぞいるぞいるぞ 追われてるぞ ほらほらほらほら 逃げてるつもりで 追われてるぞ 回ってるぞ お前 回ってるぞ ハ・はHa歯! 回れ回れ回れ 輪輪輪輪輪輪 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ ペール・ラシェーズ墓地より独り言 95 名前:ペール・ラシェーズ墓地より独り言(1/2)[sage] 投稿日:03/02/13 12 15 ID uE8TehL6 ジョルジュという男のペンネームを持つサンド 女権伸張論者の革新的文学者 既婚者でありながら 私の恋人でもある 男装し、常に恋人を複数で持つ、稀代の女 第一印象は最悪であった 「何て虫の好かない奴だ、サンドとかいう女は。 実際あれが女なのだろうか? リストもリストだ。 どうしてあのような女を私に紹介したのだ。 彼を疑いたくなるよ」 どこでどう道を踏み外したか、そのサンドに魅入られてしまい ・・・というか彼女の母性本能をくすぐってしまい彼女との共同生活が始まった 初めから分かっていた事だが・・・本当に分かっていた事だが 私との生活が始まっても、彼女の振る舞いは何も変わらなかった 連日連夜出かけ、帰ってこない日もあった 胸を患っていた私は、家でただ不安な夜を過ごすしかなかった どうにかして彼女の関心を私だけに向かせたいという嫉妬と焦り そして後悔 かつて私はコンスタンチアを一人残し祖国を逃げ出した 大人しく品のある少女であった・・・ 私は彼女を捨てた事をまだ後悔しているのか? 96 名前:ペール・ラシェーズ墓地より独り言(2/2)[sage] 投稿日:03/02/13 12 16 ID uE8TehL6 サンドが飼っている一匹の子犬が庭で遊んでいる この子犬は、ことあるごとに妙な行動をする 自分の尾を捕らえようとくるくるくるくる回るのだ 「この様子を是非とも音楽としてあらわして欲しいものだわ」 プックリと太った子犬を見つめながら彼女が言った これで彼女を喜ばせたら、これから私だけを見ていてくれるのか? 私だけのものになってくれるのか? とにかく私は必死だった 優しく優雅で、それでいて軽やかなワルツ 悪戯っぽい旋律 中盤には彼女の姿も織り交ぜよう 以前のように私が作った曲に夢中になるだろうか? 私が弾くプレイエルのピアノの音にうっとりとしてくれるだろうか? 『私は何のために作曲をしているのか?』 我にかえるもう一人の私を押し殺し、サンドを振り向かせる事だけを考える私 外では相変わらず自分の尾を追う子犬 冬の冷たい陽が差しこむ部屋からはくるくるくるくる回る子犬の音が サンドは今日もいない 97 名前:ペール・ラシェーズ墓地より独り言[] 投稿日:03/02/13 12 17 ID uE8TehL6 注釈 ペール・ラシェーズ墓地: ショパンが埋葬されている墓地 リスト: リスト・フランツ ハンガリーの作曲家・ピアノ奏者 コンスタンチア: ショパンの初恋の相手 (ショパンは20歳の時に祖国ポーランドより亡命) プレイエル: ショパンが長年愛用していたピアノメーカー 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 歓びの100ゲット(?) 100 名前:歓びの100ゲット[] 投稿日:03/02/13 13 54 ID IuIEqx2w わーい!!!!!!!!!!!!! キリ番ゲットだ、ズサー・・・・・ こんな光景を見るたびに プッ と嘲笑していたけれど 悔しくて口惜しくてたまらんわーーーーーーーーーー 知ったかぶりの批評家のマスかきに反吐が出て おぇーおぇー 発狂チャンネル ぬわわわわーー0- 腐れたステレオタイプ没自個性主張がわーわー落ちてくるるるるr わやくちゃグチョグチョな塊は死ぬことも出来ず ステーシーの再殺部隊に出動命令を出すのであります!!!! お題が破茶滅茶してても ボブサップがムチャマッチョしてても YES!わんだーらんど! 日本の未来はWOW WOW WOW WOW わーい!!!!!!!!!!!!! キリ番ゲットだ、ズサー・・・・・ 100 批評以前 すべてにおいて陳腐 わおーん!わおーん! この詩はてめえに理解されるほど陳腐な詩じゃねーんだよ!! 負け犬の遠吠えですが何か?????? そんなこと、この不条理な輪の中では無意味やっちゅうねん 虚無 和 魏志倭人伝!!! とにかく歓びの100ゲットー!!!!GYGIUGdfh3絵をfj;lm、ざcヴぇん 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 「わ」 101 名前:名前はいらない[] 投稿日:03/02/13 17 50 ID +zO3LYJA 「わ」 わという文字がどのように 人を介して私の元へ帰ってくるのであろうか それを考察するために今回このような実験を 用いた 私は貴方が好きだと私は助手に言った。 助手は頬を赤く染め、このように違う助手に言ったそうだ。 昨日教授から私は愛の告白を受けた それを聞いた違う助手は衝撃を受け その晩猫にこう言ったそうだ 私はこんなにも教授のことが好きなの そして、先日私は違う助手から愛の告白を受けた 私が好きだと言った助手は「すみません私は、、。」と言葉を詰まらせた ままはしりさっていった。 このように私は、違う助手に愛の告白を受け、結婚したのだ 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 冬の祭り 102 名前:名前はいらない[] 投稿日:03/02/13 18 32 ID DvlYDzzJ 「冬の祭り」 冬の祭りが盛大に 行われる 熱気が満ち そこには たしかに爽快さや透明感 などは存在しない モヤッとした蒸気が今にも 吹き出してきそうである 待ち望んでいた声が聞こえてきた わっしょい わっしょい 男達の腕が露出し 力強くほりを浮かばせている 見事なまでの凹凸 わっしょい わっしょい わっしょい わっしょい わっしょい わっしょい わの音だけが強く響き それに追随するかのように しょいが続く 祭りを囲み それを眺める民衆の目は 期待を潜ませている 【コメント】 【得点】 0点 ページ:1 2 3 4 5 6 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/353.html
ページ:1 2 3 作品 ■▲▼ 川越祭り 祭りは土日になった 合わされたんだ大人の都合で 昔は平日 小学校も休みになったのに今じゃ…いやそんなことはまあどうでもいいこと ここ数年擦れ違いの日々 仕方ないんだ仕事の都合で 仕方ないのさ しょうがないよね 諦めることにかけてはプロだぜ もはや 蓮馨寺の境内には祭りの後のざわめきが残り 夕焼けチャイムが鳴る時間 広場で黄色い帽子の子供たちが走り回っていて 売店前のベンチには白髪の女性が座り芋アイスをつつきながら微笑んでいた ここには祭りのたびにお化け屋敷が建てられて そのまわりを沢山の露店が囲い 多すぎる人手の吹き溜まりのようになっていたんだ 今もそうかな 誰かに聞けばいいのに 聞いてない まだこの街には友達が…少しだけいるのに ここ数年擦れ違いの日々 祭りの日くらい休みたかったけど 忘れていただけさ しょうがないよね やらなきゃならないことが多いから みんな 道端にはゴミ袋が山のように積まれていて そこからむわんとソースのにおいがした 秋だというのになんだろうねこの気だるい空気は せっかくの休みなのに 昔から僕は完全燃焼という言葉と縁がないね きっと昨日の今頃はみんな…いやそんなことはまあどうでもいいこと 間の悪さは昔からさ しょうがない しょうがないよね それも僕だと笑えるさ 銀座通り商店街 今では大正浪漫夢通りなんて洒落 てないな とにかく変な名前になっちゃって 見た目もお洒落になっちゃって この通りにボロボロのアーケードがあった頃その下の中華料理屋で食べたチャーハンが美味しかったな つくられた美しさは自然の乱雑な美しさには永久に勝てまい まるひろの袋を前カゴに詰め込んだ主婦の自転車に追い抜かされたよ 今 あの溢れかえる人ごみと むせかえるような熱気 秋だというのにあの 焼けるお好み焼きのにおい あこがれたスーパーファミコンの当たる かもしれない くじ なけなしの小遣い使って 当たったのはサッカーのゲームソフトだった ファールすると必ずイエローカードが出る 黒マジックで「とおる」って名前 プラスチックに直接書いてあったっけ 同級生が引く山車についてまわった 僕の町会には山車がなかったから そこかしこで遭遇する山車と山車 向かい合っての曳っかわせ これがなければ ああ いつまでも耳に残る 江戸ばやしの響き 忘れられない ただ思い出をなぞっただけ 終わった一日を背にして思っているんだ 今もそうだよ クライマックスの山車揃いで興奮したい もう一度 ああ いつまでも耳に残る 江戸ばやしの響き もう一度聞きたい 忘れていただけさ しょうがないよね 来年はきっと行くよ 大好きだから この街が 大好きだからさ 川越祭り 来年こそはきっと行くよ 291-292 名前:川越祭り[sage] 投稿日:2006/02/27(月) 02 55 50 ID lhmLOHl6 【コメント】 306 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2006/03/02(木) 01 16 24 ID mdbwsmeN 291-292 未整理な心のヒダを未整理なまま表現していて、それがリアルさ を醸し出してて、雰囲気づくりは成功しています。シメの部分だけど、これだ とほんとに思い出をなぞっただけになってるんで、ひと工夫したいところ。 311 名前:玉こんにゃく ◆IVVTBUqDhU [] 投稿日:2006/03/02(木) 02 07 21 ID tcFsSSmX 291 「川越祭り」 ふるさと。同窓会。懐かしい風景。社会人3年目。 871 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/03/02(木) 20 21 42 ID wEjHcQmU 291 川越祭り いくつかあった祭の追憶に入ると思う。 散文調でユーモアと諦念を交えながら描かれた町の風景は懐かしかった。 最後がなんかものたりない。 894 名前:ねむい ◆yYGM98H44I [sage] 投稿日:2006/03/04(土) 02 37 38 ID VkG10Ul0 審査員の方、寸評ありがとうございました。 「川越祭り」を書いたねむいです。 皆様のおっしゃるとおり、表面をなぞっただけで中身がないですね。耳が痛いです。 雰囲気作りまでは成功していると思いたいです。でも、ホントそれだけでした(-_-;)反省。 川越祭りはとても賑やかで歴史のあるお祭りなので、一生に一度は是非w 人混みは凄いですけど。 リーフレインさん優勝おめでとうございます。 895 名前: ◆jipx.wAXvs [sage] 投稿日:2006/03/04(土) 10 14 56 ID hInC1rqh あと私、現在川越市民なのでねむいさんの「川越祭り」はびっくりしました。 まるひろの袋を前カゴ~ の部分は思わず「いるいる~」と笑いました。 899 名前:ねむい ◆yYGM98H44I [sage] 投稿日:2006/03/06(月) 02 20 26 ID X/5b5b/b 895 ◆jipx.wAXvsさん まさかこんなところで川越市民にお会いできるとは…。 個人的な思い入れが強いものを表現するのは難しいですね。 ■▲▼ 春祭り 神殿で奉納舞を舞う数え年11の巫女は生娘ではなかった 山桜満開の4月 とっぷりと暮れた夜に 十二単の装束の巫女が鈴鳴らして奉納石舞台へ登る 松明の炎 爛々と照りわたり 前髪を垂らし顔を隠した巫女が奉納の扇を広げた刹那 神殿の奥扉 開かれ 精霊宿る木々が憂いを含んだ露を散らす一陣の風が吹く ”我が怖いか?” はい、主様 どうぞお見逃しください ”何故、そこで踊る” はい、ちちははに打ち明けるのができませなんだ ”ほう、我より ちちははが怖いか” はい 山桜満開の花びら頭上高くより降りしきる石舞台 顔のない笛が奏でられ 手に持たぬ鼓の甲高い音が響きわたる 白足袋の草履 ダン トン トン 銀鈴の杓 リン トン シャン ”いかずちもて打ちもうそうか 田を干上げてしまおうか 不埒な娘” いかずちを どうか いかずちを ”娘、我がもとへこよ 髪をあげ 額をあけよ 其処にしるしを刻みつけようぞ ” 白地の扇 くうる くる はらり ねっとりと湿った春の夜 山桜の花びらは嬉しそうに肌に吸い付き 木々は卑猥な笑い声を立てて白い露を飛ばす 十二単の端々から素肌をみせる巫女の踊りは 四股をふみ、腕を交え そこにいない相方と睦みあっているような錯覚をもたらした 奉納の石舞台の中央に見たことも無い階段が地下へ向って開き 何によってか、金色にぼうっと明るい石壁の奥へ巫女が走り去っていく 祭りは絶頂を迎え松明が点される境内のそこここで、睦みあう影が見える それらは人ではない 山桜の木の根元より妖艶な異形 立ち上がる 嬌声 石舞台に階段はない 祭りの夜、人々は禁足を守る 巫女は額に印をつけられて 祭りが終わる 293 名前:春祭り[sage] 投稿日:2006/02/27(月) 11 19 28 ID hErlyuh9 【コメント】 307 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2006/03/02(木) 01 29 11 ID mdbwsmeN 293 情景描写がやや説明調になってしまって、技術的には今ひとつの感が あるが、ヌシとの会話がなんとも魅力的。もうひとつ言うなら、十二単は脱が さないと、踊れないと思います。 311 名前:玉こんにゃく ◆IVVTBUqDhU [] 投稿日:2006/03/02(木) 02 07 21 ID tcFsSSmX 293 「春祭り」 闇にうかぶ白い肌。張りつめた空気に響く鼓の音。 854 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2006/02/28(火) 20 20 48 ID YSOlX39U 293 春祭り 優美な洒脱と、妖艶な娘が山桜の狂い咲きに囲まれた舞台の様子が絶品。 能楽に近い描き方と感じた。 能囃子の流れる中で、身振り手振り舞踊にて心を表現する、能楽の趣。 生娘ではない娘が付けた無表情で端麗な能面のような情が想像出来る。 幼かろうが女は女である。 額に印を付けられて、祭りは幕を閉じる。 いかづちの印は「オモテ」という面の側ではなく心に焼き付けられるものであると読んだ。 奇怪な能楽師の様、表現が狂言的で美しかった。 ○貰ってもなんにもならないと思うけど素晴らしき舞台へ竹輪賞 871 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/03/02(木) 20 21 42 ID wEjHcQmU 293 春祭り 最初の一行に詩の生命がかかっている。これがなかったら殆ど意味がないと思うと、 どうもそのイメージだけによっかりすぎてやしないかとちょっといびつさを感じた。 (もっとのびやかさが欲しい。) 879 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/03/03(金) 11 20 06 ID x3TFW6+Q 春祭りです。 審査の方、点くださった方ありがとうございます。 まとめてくださったななしさん、竹輪さんごくろうさまです。 >竹輪さん 竹輪賞ありがとうございます。そうです能舞台です。薪能あたりが イメージになってるんですが、もっと山んなかかな。雰囲気が伝わったみたいで嬉しかった。 カノープスさん、奉納用の舞台衣装の十二単というのは、襟だけ3重になってまして、 着物は12枚ではなくて4枚なんですよ。一番上は紗で、薄い羽のようなしろもんです。 打ち掛けの内側には白い襦袢のような着物と赤い袴をはきます。打ちかけ部分は帯締めませんが、 裏に紐がついてまして、簡単に開いてしまわないようになっています。着たままで踊ります。 詩の方では後半部分淫蕩な幻想にはいるので、そこでは打ち掛けの下は裸体をイメージしてみました。 882 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [sage] 投稿日:2006/03/03(金) 22 13 49 ID Jh/t7Lzt 879 うむ。リーフさん、ぼくはそれは、「十二単という名の舞台衣装」と いう認識でしたね。 【得点】 3点(チャンプ作品) Canopus ◆DYj1h.j3e.:1点 玉こんにゃく ◆IVVTBUqDhU:1点 メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo:1点 ■▲▼ 祭りの温度 あなたと私で祭りをしましょう サイダーの泡の匂いを嗅ぎながら 金魚すくいと洒落込もう 頭の中で神輿が宙を舞っているのだ 白濁する雨と真っ赤な太陽 夜の暗さなど 豆電球の光で消してしまえる 夏の音色に踊らされて ダダダン ダダダン あなたと私の祭囃子 寒い日の思い出はもう箪笥の中へ 息が上がっても弱音を吐かず 焦りつつ夕暮れを受け止める 溶け合うパズルを感じながら お祭り騒ぎは続いていく 三十八度の熱い湯を浴びて 汗にまみれて冷たい風に震えても 静かに祭りは続くのだ 294 名前:祭りの温度[sage] 投稿日:2006/02/27(月) 16 07 48 ID DOyeBn+w 【コメント】 311 名前:玉こんにゃく ◆IVVTBUqDhU [] 投稿日:2006/03/02(木) 02 07 21 ID tcFsSSmX 294 「祭りの温度」 重なり合う二つの鼓動。打ち付ける太鼓のオンド。 871 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/03/02(木) 20 21 42 ID wEjHcQmU 294 祭の温度 しましょうという語調と、のだという断定口調の混在にちょとめんくらった。 876 名前:し ◆FCXRNaWgHs [sage] 投稿日:2006/03/03(金) 02 13 00 ID 0P3+beTz 「祭りの温度」書きました リーフレインさん評ありがとうございました 雰囲気で書いちゃったので口調まで考えなかったです もっと寸評欲しかった……! ■▲▼ 雪祭り もうすぐ吹雪の前触れ 雪ん子は藁沓履いて歩き回るよ かわいい声で近所に響く ほんやらほんやらほーいほい 白いものが散る 雪像のライトアップ 遠くに冬の花火 夜なのに白い空に咲く 風はケムリを追いやって 大輪が浮かび上がる 大きなかまくらの中の明かり 頬の赤い雪ん子が駆け寄った もうすぐ鳥追い 火柱が上がるよ ほんやらほんやらほーいほい 295 名前:雪祭り[sage] 投稿日:2006/02/27(月) 19 45 17 ID oS8CnDEt 【コメント】 311 名前:玉こんにゃく ◆IVVTBUqDhU [] 投稿日:2006/03/02(木) 02 07 21 ID tcFsSSmX 295 「雪祭り」 雪国の子守唄。幼子に語る母の温もり。 871 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/03/02(木) 20 21 42 ID wEjHcQmU 295 雪祭り 1連目と3連目が好き。2連目の展開でちと失速。 (実は加点候補だった。) 880 名前: ◆Wani6uvhK. [sage] 投稿日:2006/03/03(金) 15 02 09 ID 1LCIE5Xs リーフさん、チャンプおめでとうデス! 私は雪祭りを書きました。 批評していただいた皆様、ありがとうございます。 自分の生まれ故郷の雪祭りに今年は ダブルユーが来る予定だったのに これなくなって大損害だったようです。 未成年の喫煙はいけませんよ! ■▲▼ 水と平和 此処には全てと喜びが 大人も子供も百鬼夜行 さあ歩こう 歩いて見て廻ろう 揺れる胸と腰 褐色の肌 もろ肌の誘惑 胸を垂れる汗 ビートする太鼓と笛の咆哮 度肝を抜く情熱 南瓜頭に黒装束 甘いモノを求めて街角に立つ ハシャギ 辻を練り歩き ねだりゆすり 山車に身を投げ ゴッドの下へ 狂喜の行進 行くところまかり通りところ 群れ群群れ 大河に身を沈めマイ・ゴッドの叫び 火と鐘の音と 牛の群れ 蹄の音 横を走るマチズモ 目指す場所はカタルシス 命かけて 明日も生きようと走る 焚き火の周りを怪しげなサークル ゴーストダンス 呪いと邪悪なガンマンよ 去れ去れと 踊り狂い 嗚呼 いつだって狂人は隣にいる 囃子の音が混じり 背筋は伸び 懐かしい空気 人々は輪になって踊り 屋台の臭いに涎を垂らし ハレ ケ 明日を祝い 今を祝い 昨日を流離い おいしい水を飲んでいますか 我は我 人は人 坩堝に収まった情熱はミキサーに 嗚呼 今宵 今夜 イや 未来永劫 我等三千里 はるばる全てと我とを これからもおいしい水は飲めますか 296-297 名前:水と平和[水と平和] 投稿日:2006/02/27(月) 20 35 08 ID gMEvfBRv 【コメント】 311 名前:玉こんにゃく ◆IVVTBUqDhU [] 投稿日:2006/03/02(木) 02 07 21 ID tcFsSSmX 296 「水と平和」 異形なる者達の群れ。流れ落ちる汗。信仰。 872 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/03/02(木) 20 23 04 ID wEjHcQmU 296 水と平和 凄くよみづらい。ハロウィーンやら、山車やら、アフリカやら、牛追いやら、なんつかもうイメージが並列に 散乱してて、スーパーの野菜売り場の前にいるような気分になった。 メインテーマになっているらしい水とのつながりがないので詩全体も焦点を失っている。 ■▲▼ 2005/02/13 氷点下-5゜Cは体を芯からキンと冷やしていた 初めての雪祭りは予想以上の寒さだというのに 1年ぶりに会った道産子の彼女は平然としている マコマナイという聞きなれない会場に彼女は僕を案内した 子供向けの雪像が多いけれどがっかりしないでね 彼女は地下鉄に乗りながら僕にそう言って マコマナイの思い出を話してくれた 僕には聞きなれない会場名での思い出は 小さな頃に毎年家族全員でやってきたこと 大雪像の楽しい楽しい氷のすべりだいや 毎年買ってもらっていた缶バッチ 迷子になった事 ニコニコと笑って話してくれた マコマナイには 確かに名前も知らない子供向けのキャラクターの雪像が たくさん並んでいたが どれもこれも精巧な立派なもので僕は目を見張った 巨大な雪像には彼女が話していた氷の滑り台が組み込まれていて 沢山の子供が雪の階段に列を作っていた 皆幸福そうに白い息を吐いていた よかった喜んでくれて 彼女はほっとした様子でそう言った 今日でお祭り最終日でしょ 明日には全部雪像壊しちゃうんだ 勿体ない と僕が言うと 彼女は でも忘れないでしょ と言った ここに私がいてお祭りを見た事忘れないでしょ この会場は今年で最後なのよ だから私あなたとここに来たかった 彼女は悲しそうに笑った 彼女は多分僕の心の中も知っていたのだろう 祭りの翌日に脆く壊されてしまう雪像みたいな気持ち 今年もTVニュースは雪祭りの開催を伝えていた 僕は毎年2月になると彼女を思い出すのだろう そうして最初で最後になったマコマナイを思い出すのだろう 忘れないでしょ と彼女は言っていた 僕はTVに写るあの街で彼女が幸せである事を願った 298-300 名前:2005/02/13[sage] 投稿日:2006/02/27(月) 22 12 28 ID a5US+wrp 【コメント】 311 名前:玉こんにゃく ◆IVVTBUqDhU [] 投稿日:2006/03/02(木) 02 07 21 ID tcFsSSmX 298 「2005/02/13」 時間+愛-距離=別れ。 872 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/03/02(木) 20 23 04 ID wEjHcQmU 298 これも、祭の追憶になるのだと思う。 雪祭りの情景が眼に浮かぶ。 873 名前:あぶく ◆OPBYKkBBNQ [] 投稿日:2006/03/02(木) 23 33 52 ID 3wfOyMRp 298-299 2005/02/13 彼女の《忘れないでしょ》の言葉が現れた途端、ぱぁーっと作品世界がひらけました。 コマーシャルで「モノより思い出」とゆーのがあったけれど、それに通じるものがありますね。 説明的とゆーのか、詩的な文章ではないと思いましたが、その地においての最後の祭り、取り壊される雪像など、移ろいゆくものを背景に記憶の力を描く内容に惹かれました。 《忘れないでしょ》の言葉が、記憶とゆー名の雪祭り会場の雪像のようです。 895 名前: ◆jipx.wAXvs [sage] 投稿日:2006/03/04(土) 10 14 56 ID hInC1rqh 「2005/2/13」書きました。 審査員の皆さん乙&寸評ありがとうございました。 リーフレインさんおめでとうございます! タイトルは、「マコマナイ」にすればよかったかなぁ、と思いつつ 去年のさっぽろ雪祭り最終日で真駒内(と書いてマコマナイです)会場最後の日。 真駒内会場って市民以外にはマイナーだと思うのですが 子供の頃大通(公園)会場よりも、真駒内会場ばっかり連れて行ってもらったので、 思い入れの深い会場でありました。 祭り(以外でもそうですが)の非日常な一日に付随していた記憶とか思い出の 特別さや印象深さ…という事を書きたかったので、 あぶくさんの感想は、とても嬉しかったです。 言いたい事を上手く文章にしていただいた感じでした。どうもありがとうございました。 あと私、現在川越市民なのでねむいさんの「川越祭り」はびっくりしました。 まるひろの袋を前カゴ~ の部分は思わず「いるいる~」と笑いました。 ■▲▼ 祭:Fetes あかるい 闇。 あしおとが だけが 3分の4歩 すすみ 7ブン の5 ホ もど るるるるるるるるるるるるる 光が くらい光を駆逐しさらにあかるい光に ステン! と 海岸から 丘をころがりのぼる その あしあと。 あしあと。あしあと。 あしあと。あしおと。あしあと。 リズム に のって 拍子木の驟雨がいっせいに光を穿ってそうだ森を抜けなければ 一対の蛾が螺旋をえがくよう…にからまり合う鱗粉のささやき がどうしてもかの名前を思い出せない思い出そうとしない軽い 軍靴のステップ砂漠の色だそれは森の海の雲の色だそれはふざ けてるんだやかましいくらいの嬌声が槌を砧をその奥で叩く。 あしあと。あしおと。あしあと。 あしあと。あしあと。 あしあと。 そうだ 森を 抜けなければ あかるい 闇の なかを。 301 名前:「祭:Fetes」[sage] 投稿日:2006/02/27(月) 23 44 12 ID HSdoIMpz 【コメント】 311 名前:玉こんにゃく ◆IVVTBUqDhU [] 投稿日:2006/03/02(木) 02 07 21 ID tcFsSSmX 301 「祭:Fetes」 イコライザー。青白い炎。成仏できないでいる魂。メビウスの輪。 872 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/03/02(木) 20 23 04 ID wEjHcQmU 301 祭:Fetes なんか、水の中だけに棲んでいた生命が陸地にあがってきたシーンが浮かんだ。 文字を使って演奏している音楽を聞かせてもらっているような気分ですごくよかった。 驟雨のような拍子木のリズムが祭りの高揚感にリンクする。生命の祭りカナ?とも思う。 882 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [sage] 投稿日:2006/03/03(金) 22 13 49 ID Jh/t7Lzt みなさん、乙&オメでございました。 『祭:Fetes』を書きました。寸評と点数いただきありがとうございました。 御指摘のとおり、この作品は音楽をイメージしています。ドビュッシーの 『二つのノクチュルヌ』より、『Fetes(祭)』を元に書き起こしたものです。 ぼくは20年前にこれを演奏したことがあって、3拍子を4等分したソロが あったり変拍子の嵐で、結構トンデモない曲でした…。11だと『春の祭典』 になっちゃうんだよね、ちなみに。 とにかくインビジブルな祭にすることに心を砕きました。文章でもっと読者を チャームさせたかったな、というのがちょっと心残りです。 【得点】 1点 メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo:1点 ページ:1 2 3 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/537.html
作成中です・・・ ページ:1 2 3 作品 ■▲▼ many happy 55 名前:many happy [sage] 投稿日:03/06/13(金) 16 31 ID pH3jmAwT ぼく の おめでとう は いつ だって せいいっぱい むね の おく から おなか の そこ から きもち いっぱい そそぎこむ 「おめでとう!」 「おめでとう!」 「おめでとう!」 ひとみ かがやかせる きみ うれしくて しあわせで えがお にこにこ と みせて ぼく に だれか に 「ありがとう」 の プレゼント そうして ぼく は しって いるんだ きみ が じぶん の こころ に 「おめでとう」 って ささやきかけて いる こと ぼくたち の おめでとう より たぶん ひゃくまんばい の えがお で 「おめでとう」 って ささやいて いる こと ほら そんな きみ を みてる だけで みんな は また とても しあわせ に なる くりかえし なんども 「おめでとう」 を いいたく なる きみ の しあわせ みんな の しあわせ とても とても たくさん の しあわせ が あふれているね 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 手酌酒 56 名前:手酌酒 [sage] 投稿日:03/06/14(土) 00 08 ID dDDsJyI4 日曜だと言うのに息子は居ない。 定年になったオレが朝寝をしているのを尻目に、 何やら訳の分らぬ横文字のバイトに行ってしまった。 今までしゃにむに働いてきて、 日曜にも向かい合ってやることができなかった、 オレへのあてつけだろうか。 寝ぼけ眼でぼやいていると、 洗濯籠を抱えた妻に怒鳴られた。 「そんなはずないでしょう!」 ああ、確かに。 冷蔵庫には冷えたビールが並んでいた。 「飲みすぎるなよ!」 と、ぶっきらぼうなメモを貼り付けて。 父の日だというのに息子は居ない。 それはきっと、良いことなのだろうと。 ほろ苦い手酌の酒で、祝おうか。 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ へのかっぱ 57 名前:へのかっぱ [] 投稿日:03/06/14(土) 04 58 ID l3kgZKRr 長い雨がいつかやむから祝いましょう 橋の欄干こしかけて 足をぶらぶら 久しぶり 長い雨がいつかやむから 祝いましょう 太陽にさらされた丸太小屋 中は暗がり 気にかかる 行き着く先に何がある 太陽にさらされた丸太小屋 日照りが続いて雨乞いして雨が降るから祝いましょう 溢れた水に 雨蛙 ケロケロケロケロ唄ってる 日照りが続いて雨乞いして 雨が降るから祝いましょう 小雨に煙る生垣に 中にはゆらり湯の煙 行き着く先にあるものは 小雨に煙る丸太小屋 長い雨がいつかやむから祝いましょう 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 兄の祝祭 59 名前:兄の祝祭 [] 投稿日:03/06/14(土) 15 58 ID 68nQkwRv 兄と祝う 遺影の前で三回忌 忘れた私 儀式で猫を海に流す 忘れない兄 肴を喰らって正座で祝う 兄は正装紋付袴 私もつられて正装 三時間の高島田 忘れた私 位牌ばかり頬張り舐める 忘れない兄 喜ぶでもない笑顔の症状 頬筋だけを踊らせる 忘れた私 背中が寒くて丸まって 忘れない兄 拾った猫でご馳走作って 忘れた私 祝う所を見失って 忘れない兄 笑う所を見失って 行き着く果てがなにか違う? 遺影は日光で霞んで霞む 反射光が兄に降り注ぎ 兄も忘れた祝いの瞬間 来年もあるはず三回忌 儀式に祝う私だけ祝う 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ ちいさな大きな贈りもの 61 名前:ちいさな大きな贈りもの [] 投稿日:03/06/14(土) 18 07 ID n82GipvW たくさんのちいさな ちいさなちいさな 「おめでとう」 をかき集め 大きな箱に 詰め込んで 君に贈るよ 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ CARNIVAL 63 名前:CARNIVAL [] 投稿日:03/06/14(土) 22 23 ID k9Md0XKj 昏い陽に照らされて それは始まつたのです 黄色の午後に 憂鬱なリノリウムにしやがんで 赫いひかりが ゆらめき蠢いたのです 「廊下の果てで 魚の眼をしたひとが嗤いました」 あなたの唇は微笑みのかたちで固定 茶いろに汚れた まるい下腹に触れ 「あたたかいね」とつぶやいたのは 私でしたかあなたでしたか つめたい窓硝子は 私の熱を下げてはくれず ただ棄てられゆくのを みまもるばかり おとうさん 私の皮膚を喰い破つて おいしい? 月のいろのごちそうは ビイツで煮込んだ鳩の肉 ピンクに染まつた卵をごくり につかり笑って あなたは云います「おめでとう」 老人はまだ嗤つているが あたしは貴方を知りました たなびく旗は今やモノクロオム あたしもわらいだします おなじ色した敷布を棄てて 貴方の楔をうちこんで あたしはあなたになりました ああカルニバルは今も続いて 紅い弔い 今も続いて からつぽ心臓 蠢くたびに 人喰い老人 くつくつ笑う 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 虫の御祝 64 名前:虫の御祝 [] 投稿日:03/06/14(土) 23 13 ID eWzw2aa0 私はこの古いゴム印のせいで 晴れたび一匹の虫を殺す罪人 熨斗は如何いたしましょう・・・ 焼菓子の日持ちを気にする客は 税込みで三千円以内に納めたいらしく 中腰で左右持ち比べ揺すっては量(かさ)比べ 「御祝」で 寸志ではいけませんか、 危うくそう問い掛けそうになり 私は草臥れた「御祝」と乱筆とを検討する 自給の安さやセクハラ店長が頭を周りだし 包みかけの煎餅が上げ底であること 愛媛で作られた京都銘菓であること・・・終わりだ 私が祝ってさしあげましょう 煎餅を糖衣のゼリー菓子とすり替え にちゃり噛めばお子が授かりませよ 透明の歯型には若妻の余命を浮かせて 古い「御祝」を包みに忍ばせた私の精一杯 転げでる毛筆の刻みに 小さな虫が恩返しするたび ずっと思い出してこの娘の賭け 「祝う」とは多分そういうことだから 晴れの日に摘みだされるのも私もついでに 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ なんでもないの・・・・ 66 名前:なんでもないの・・・・ [] 投稿日:03/06/14(土) 23 44 ID X3pDGbUN 作るなら 好きなあのヒトには特製カレー 嫌いなあのヒトには毒入りカレー? 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 浮かばれた 67 名前:浮かばれた [sage] 投稿日:03/06/15(日) 00 00 ID zpxHZzme 殺人犯が死んだ、 お父さんが娘の墓前にて伝える、 お母さんと息子も、いっしょ。 両の手のひらを、 しっかり、 隠しながら。 目から落ちる、 それは喜び、 ゆっくりと足元に、 湖、 できあがる。 娘のお骨が、 水面で揺れる。 笑うように。 蚊に刺された、 みんな、かゆそう。 腹いせ、 パッンと、 クラッカー鳴らす。 カラスが木から、一羽もいなくなる。 空は黒くなる。 【コメント】 【得点】 0点 ページ:1 2 3 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/135.html
作成中です・・・ ページ:1 2 3 4 お題 夢 開催期間 2003/01/28~2003/02/07 参加作品数 36 審査員 9人 本スレ 5の620-6の6 議論スレ 4の776-835 【チャンプ】 ゆめのくに(快楽童子):8点 (自称)世界でイチバン夢を叶えている回数が多い男(グリーンブック):8点 【準チャンプ】 雪がふる:7点 ムセッソーな夢:7点 午睡(毛):7点 作品一覧 No. タイトル 作者 点数 621-623 夢に悩む者への詩 - 1 625 はだか電球 - - 626-628 ユメユメ覚めてもユメの中 - 1 629-630 前後 - - 632 帰り道 - - 633-635 雪がふる - 7 636 よい 無名小説 2 637 夢を失いし者へ - - 640 みんな夢の中 しいな まほろ 3 641-642 穏やかな夢を たけ 4 643 ゆめのまぼろし - 2 644-645 ムセッソーな夢 - 7 646 夢世界 - 2 648 午睡 毛 7 650 賞味期限 - - 651 夢からさめて - 4 653 ゆめうつつ - 6 655-656 ゆめのくに 快楽童子 8 657-658 だから俺は石垣りん嫌い/だから俺は石垣りん好き - 1 659 給湯機のゆめ ジューク 2 663 夢なれ ドン亀 - 664-668,670-675 モー娘。に映した夢の妄想楽園~49歳男性の地図~ Mana魔名 4 679 土俵の夢 - 6 681 夢遥か - 1 683 空海 - 1 690 カタツムリの昏睡 - 4 691 うたた寝 - - 692 夢の飛礫~シドと白昼夢を見たあとで~ - 1 694 夢の停まる駅 - - 695 また見れるさ - - 698 2003年1月29日 - 1 700 かみさまへ - 1 706-709 (自称)世界でイチバン夢を叶えている回数が多い男 グリーンブック 8 710-711 悪夢 - - 714-716 夢ちゃんねる - 1 718 男と女の夢 たもい 6 【審査員】 しいな まほろ ◆tYbIWmaS5o Canopus ◆DYj1h.j3e. ドン亀 ◆YdTp8oxx7. ななほし ◆lYiSp4aok. クロラ ◆oNwpnhIJYU 名無しの雄 ◆YWbBGuPijI 都立家政 ◆MD76fFko5o 4th ◆HdqTLODCXU たもい 【採点レス】 727 名前:しいな まほろ ◆tYbIWmaS5o [sage] 投稿日:03/02/05 10 25 ID b9hK9fPM ◆3点◆ 648-649「午睡」 ◆2点◆ 643「ゆめのまぼろし」 651「夢からさめて」 ◆1点◆ 626-628「ユメユメ覚めてもユメの中」 633-635「雪がふる」 728 名前:しいな まほろ ◆tYbIWmaS5o [sage] 投稿日:03/02/05 10 35 ID b9hK9fPM ◆1点◆ 664-675「モー娘。~」 679「土俵の夢」 681「夢遥か」 690「カタツムリの昏睡」 706-709「(自称)世界でイチバン~」 714-716「夢ちゃんねる」 718「男と女の夢」 729 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [sage] 投稿日:03/02/06 00 40 ID 6JA1w2ib 3点 655-656 2点 641-642 644-645 1点 633-635 648-649 651 657-658 679 706-709 730 名前:ドン亀 ◆YdTp8oxx7. [] 投稿日:03/02/06 03 00 ID +q0DNTPQ 706-709「(自称)世界でイチバン夢を叶えている回数が多い男」=2点 633-635「雪がふる」=2点 640「みんな夢の中」=1点 641-642「穏やかな夢を」=1点 651「夢からさめて」=1点 679「土俵の夢」=1点 731 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:03/02/06 04 50 ID OqrNpY3K 3点 648 :午睡(1/2) :03/01/31 00 38 ID U1B6GLkT 2点 679 :土俵の夢 :03/02/02 22 22 ID 3Bwuetul 653 :ゆめうつつ (1) :03/02/02 02 46 ID PxDDsiXb 655 :ゆめのくに 前 :03/02/02 03 45 ID ir6uJg1x 718 :男と女の夢 :03/02/05 00 02 ID GdIt6Dvx 1点 659 :給湯機のゆめ :03/02/02 08 44 ID DODoMYf7 664 :モー娘。に映した夢の妄想楽園~49歳男性の地図~ :03/02/02 21 48 ID dCvftefH 734 名前:クロラ ◆oNwpnhIJYU [] 投稿日:03/02/06 07 44 ID vYCH50gU 3点 644-645 「ムセッソーな夢」 2点 653-654 「ゆめうつつ」 1点 633-635 「雪がふる」 636 「よい」 640 「みんな夢の中」 706-709 「(自称)世界でイチバン夢を叶えている回数が多い男」 735 名前:名無しの雄 ◆YWbBGuPijI [] 投稿日:03/02/06 20 30 ID V0inBLOP 以下【3点(2.5点すみません。)】 690『カタツムリの昏睡 』 781『男と女の夢』 以下【1点(愛嬌配点すみません。)】 636『よい』 642『穏やかな夢を』 646『夢世界』 700『かみさまへ』 736 名前:都立家政 ◆MD76fFko5o [] 投稿日:03/02/06 22 49 ID qgdB5bDx 【2点】 644-645 「ムセッソーな夢」 【1点】 621-623 「夢に悩む者への詩」 633-635 「雪がふる」 655-656 「ゆめのくに」 664-675 「モー娘。に映した夢の妄想楽園~49歳男性の地図~ 」 679 「土俵の夢」 698 「2003年1月29日」 706-709 「(自称)世界でイチバン夢を叶えている回数が多い男」 739 名前:4th ◆HdqTLODCXU [sage1] 投稿日:03/02/06 23 42 ID Sk1K7C26 2点 653-654 740 名前:たもい[] 投稿日:03/02/07 00 00 ID ov1eA3mB 【2点】 706 655 【1点】 633 646 659 741 名前:たもい[] 投稿日:03/02/07 00 02 ID ov1eA3mB 664 683 692 作品 ■▲▼ 夢に悩む者への詩 621 名前:夢に悩む者への詩(1/3)[いつも寸評感謝の極みです] 投稿日:03/01/28 13 44 ID D/4Z6tvL 『夢』ッ! それは拳である! 貴様…生きたいか? 生きるということは決して楽でない。 俗世に揉まれ 自然に揉まれ 時に愛する者すら傷つけに来る。 嬉しいこと 楽しいことなど 所詮刹那の錯覚かもしれん。 仕事もろくになく不況。 増える老年層に増える負担。 そしていずれ自分も老いる。 他人様に糞の世話をしてもらう生活。 自我の認識すらできんかもしれん。 貴様…そこまでして生きたいか? 俺 は 生 き た い ぞ ッ ! ! ! ! ! 622 名前:夢に悩む者への詩(2/3)[ぷらら規制で携帯カキコでつ] 投稿日:03/01/28 13 48 ID 7oD7EZpr そう貴様も生きたいはずだッ! 何故だッ! 俺と貴様には夢があるからだァッ!! 『夢』ッ! それは拳である! これら全ての不安要素と有象無象を 一撃の下に撃破粉砕し ごぉりごぉりとブチ潰すのだッ!! 『夢』最強! 『夢』万歳! 夢を持つ者の拳は! 暗闇中、クロムシルバーがメタルに光る そう、男が欲情するあの鈍色に光るのだァッ!!!!! 貴様の夢! 俺は知らんし、どうでも良い! 重要なのは! 『ここ』が戦場であること! そして 戦場で武器を捨てた奴ァ死ぬ! それだけだ! 623 名前:夢に悩む者への詩(3/3)[今回も一番乗り☆ではヨロです] 投稿日:03/01/28 13 51 ID 7oD7EZpr 殺せ!壊せ! 返り血でその拳を黄金色に染めるのだッ!! 情け無用! 恐れ無用! 覚悟せよ! 勝負に当たって憂いなし! 相立つ他者など屍に過ぎんわッ! それが『夢』を持つということだッ! 夢が怖くて持てぬような甘ちゃんは潰されて死ね! 『夢』こそ叡智ッ!!進化の証ッ! 以上!あとは貴様が考えろッ! Dead or Aliveッ!! 貴様の繰り広げる 地獄絵図(ジェノサイド)を 楽しみにしているぞッ! 『夢』なぞエゴに過ぎん… 大切なものすら傷つける… 人は…なんと不器用な… 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ はだか電球 625 名前:はだか電球 2/2[sage] 投稿日:03/01/28 16 57 ID ueboQV5g 足元で電球は無残に散っていた。 いつのまにか落ちたのか、それとも 自分で踏んでいたのか。 替えの電球を探したが、どれも黒くすすけていた。 あの時、日記を、作文を書いてる時、 あんなに明るく輝いてた電球が、 もう、ここには無かった。 扉を閉めるときに隙間から見えた だんだん小さくなっていく光が、 埃にまみれた彼には切なく見えた。 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ ユメユメ覚めてもユメの中 626 名前:その1[sage] 投稿日:03/01/28 23 27 ID sU5mysDe 「ユメユメ覚めてもユメの中」 永遠と夢見る 朝食はコーンフレーク バス停まで車 降りたら布団の中にいて 目が覚める 学校へ行こう 靴下は紺色で 朝食は目玉焼きと紅茶 駅まで自転車 改札をくぐったら布団の中 目が覚めた 学校へ行こう 627 名前:その2[sage] 投稿日:03/01/28 23 28 ID sU5mysDe 父に何度も起こされて 不貞腐れて逆に寝る 時計を見たらお昼前 そうだ学校は? 慌てて下りた階段 朝食はなし 学校まで走る 坂の途中で布団の中 目が覚めた 学校は? 学校へ行こう 628 名前:その3[sage] 投稿日:03/01/28 23 30 ID sU5mysDe 今度こそ 布団をはいで 顔を洗って 靴下は紺色の ハンガーから服外し 着替えて急いで下へ行く 朝食は野菜炒め 学校へは車で行った これが夢じゃありませんようにと 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 前後 629 名前:前後/前[] 投稿日:03/01/29 00 32 ID 36Re4J5P お母さん雪降るかなあ 降るんじゃない?天気予報見てみよっか 西高東低の強い気圧配置となり… 降るって。ほら、雪だるまさんが出てる わーい。明日はかまくら作るんだ いつまで外見てるの?早く寝なさい。 まだ雪降ってないよ 朝になったら積もってるから。はいベッドに入って うん、おやすみ now dreaming… 630 名前:前後/前[] 投稿日:03/01/29 00 37 ID 36Re4J5P お母さんの嘘つき 積もらなかったね。でもまた今度降るよ お母さんの嘘つき 馬鹿。バス来ちゃうから早く着替えなさい お母さんの嘘つき 降らなくてよかったですね 電車が遅れちゃうからなあ でもお前ちょっとワクワクしてたんじゃないの? そんな、もう子供じゃないですよ! あなた、あの子すごく怒ってたんだけど でも、どうしようもないだろう そりゃそうだけど… じゃあ今度スキーにでも連れてってやるか 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 帰り道 632 名前:帰り道[sage] 投稿日:03/01/29 00 51 ID pD6ajcA6 たまには散歩でもしようと思い立って 小さな森の 空気をすった いろんな緑と緑のすきまから 夢が見えた。 たくさんのくだらない、いや、くだらなくしてしまった夢が 3日おきに変わってた夢が 一週間ごとに変わるようになって それが 一ヶ月 一年と、 伸びていって ほとんどの人は、そう、僕を含めたほどんどの人が 夢を見なくなる 小さな森の、いろんな緑と緑のすきまから 夢が見えた 僕が今まで捨ててきたものが そこにある 捨てちゃいけないものがあって、捨てなきゃいけないものがあって。 拾おうと、緑のすき間に手を伸ばしかけて 僕はやめた 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 雪がふる 633 名前:雪がふる(1)[sage] 投稿日:03/01/29 01 17 ID ao/rTovy 白昼夢とゆきのまぶしさはまじりあい ついにはくべつがつかなくなりました そのなかでゆっくりとうかぶあれは あなたのふるさとですか こどものわらうかおですね うらかわに血がうずまいて 針でちょんとつついただけで すべてがだいなしに染まるような 風邪をひいたような お笑い種を 植えて そだってゆくのを まつのです そうしてようやく芽生えたあれは あの青春という名前のついた 安手のレコードシングルを買いあさって 中古品で回転するまで ほんの数ヶ月とかからない のぼせあがった瞬間を 新品でかってみたんです そうしてもっともっと育って あなたが学問と 芸術高慢の味をおぼえ すっかり見当違いの場所を いいところだとおもったころに すっかりそれらは刈り取られ 干されて次にまた 植えられていくときをまつわけですが 634 名前:雪がふる(2)[sage] 投稿日:03/01/29 01 18 ID ao/rTovy たとえばこういう夢想はどうでしょう 全員をぶんなぐって 銃声を五千発もひびかせて 若いやつだけで 右翼も左翼も関係なしに 年よりども相手に 革命をおこしてやるのだと それは案外破滅的な結果となって 70年代にポルポトやら 毛沢東やらが ただのロリータコンプレックスと いっしょにしてしまいましたが さらら、とかつて実りがそよいだ畑が 雪に埋もれる姿を見て そんなことを思うのは おまえがうつ病の団塊世代で くだらん育児ストレスだの 乳がんだのに遭って 挙句の果てにゲロまみれになって 新宿ゴールデン街で懐かしがりながら 不満をわめいてるバカだからだ 腹についた脂肪といっしょにくたばれ 国のため雇用のため 635 名前:雪がふる(3)[sage] 投稿日:03/01/29 01 23 ID ao/rTovy おれはながいきなんか しんでも しない ながいきって 政治のこと花のこと 切腹することを うだうだと かたることで 五千発くらいゆきの かけらがあたまにふって ついにはしらがに なること ははおやのつめたさに 埋もれてひえる おれがこどものあのときは 黒いコートをきて なかったし ここもずいぶんとひえた そうしてゆきだるまをつくって しばらくすると あまりのしずかさが さむさとまじりあって どこにいるかも くべつがつかなくなって もうすこしたって 気が付いたらもう おでかけで 春のあさがおに こんにちはとわらいかけた 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ よい 636 名前:よい[] 投稿日:03/01/29 06 53 ID 8Iu0wOfF ちきゅうはおおきくって よくまわる あんまりまわりすぎて どっちがうえだかよくわかんないほどさ だからおれはこううたったよ ぐるぐるぐるまわれ どっちにうこうがちきゅうはちきゅう どんなにまわれもちきゅうはおおきくって こんなにちっぽけなおれが どんなにまわろがかんけいないさ ちきゅうがぐるぐるぐるまわる おれもぐるぐるふらまわれ ちきゅう ちきゅう まわる まわれ まわろん まわわん まれろん らろるん りりれり ちきゅうちきゅうちきゅうるるりらろろ 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 夢を失いし者へ 637 名前:昼酔軒@見習い[sage] 投稿日:03/01/29 20 18 ID rj6OYFaz 夢を抱える子供たちは 叶う日を 掴む力を 太陽と月と星の下 様々な空を見上げながら 子供の日々は過ぎていく 夢を忘れた大人たちは その日々を過ごすだけで 太陽と雨と雲の下 様々な空の景色を忘れ ただひたすらに歩くだけ どこかで地図を間違え 歩く道を間違え 間違いに気づいても 地図に正しい道程はもう消えている 悲しいことだと思うかい? 子供のままでいられたらと思うかい? でもそれは 新しい道に気づいていないだけ 一つだけではない 沢山の分かれ道に 気づいていないだけ そして夢を 夢の持ち方を 忘れているだけ 新しい夢は あなたのそばにひっそりと 気づかれるのをじっと待っている 青い鳥のように 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ みんな夢の中 640 名前:みんな夢の中[] 投稿日:03/01/30 01 33 ID SCAmGEtX 命は短い夢のようなものだけど 人の心は 夢を見るのが好きなの おぼろに青い 星に生まれる 喜びも 悲しみも みんな夢の中 擦れ違う車も 泣きながら道を行く 制服の少女も 形を変えながら おぼろに白い 町に生きてる わたし心で キスの形をつくる 歩道橋に腰掛けて 空を見上げたなら とても届かない 永遠のあるところ 夢の口笛 空に飛ばそ 思い出も この時も みんな夢の中 歩道橋の上から見渡す この町はなんだか丸い 霞の中にあるように 見えるね 人の数だけ夢があるのかな それとも 夢の数は 人より少ないかな なんにもなかった昔にも いくつかの夢はあったかな 少女は やっぱり少年に恋したかな 恋なんて言葉は まだなかったとしても 心でキスの形をつくって いくつかの夢はあったかな あったかな 夢の口笛 空に消えた それでも この心 キスが止められないの 【コメント】 【得点】 0点 ページ:1 2 3 4 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/ranonline2010/pages/163.html
2005-2011年 総代戦集計 情報の提供は雑談掲示板にご報告ください。 総代決定戦開催数 計394回 エキサイト(146回)、ゴンゾロッソ(69回)、ロッソインデックス(179回) 2005-2011年 総代獲得回数ランキングトップ25 順位 軍団名 総合獲得回数 青龍総代 玄武総代 朱雀総代 相町総代 第1位 メラメラ学園 204回 38回 37回 46回 83回 第2位 不純な微笑 164回 43回 61回 31回 29回 第3位 ワン☆ピース 97回 24回 22回 31回 20回 第4位 ☆GARDEN☆ 78回 17回 22回 23回 16回 第5位 梁山泊 54回 6回 4回 30回 14回 第6位 輝友会 52回 18回 20回 7回 7回 第8位 SORA 48回 33回 2回 0回 13回 第8位 フレンズ 48回 14回 12回 13回 9回 第9位 エンジェル 45回 6回 15回 21回 3回 第10位 病院船 44回 4回 5回 16回 19回 第11位 G7 42回 4回 9回 1回 28回 第12位 舞桜 40回 7回 7回 15回 11回 第13位 助け合い 34回 7回 11回 6回 10回 第14位 Crescent 33回 2回 5回 4回 22回 第15位 Top Dandy 30回 12回 6回 4回 8回 第16位 Out Row 29回 13回 4回 7回 5回 第17位 ワン★ピース 26回 16回 2回 6回 2回 第18位 -烈鬼- 24回 6回 3回 9回 6回 第19位 箱天 22回 6回 4回 9回 3回 第20位 ボルサリーノ 20回 5回 6回 4回 5回 第21位 天使の翼 19回 2回 9回 6回 2回 第22位 チョメリーズ 18回 7回 6回 2回 3回 第23位 Bandittz 15回 14回 0回 0回 1回 第25位 【E】 14回 4回 2回 6回 3回 第25位 興道館 14回 3回 5回 2回 4回 2005-2011年 総代各町別獲得回数ランキングトップ5 青龍総代 玄武総代 朱雀総代 相町総代 順位 獲得回数 軍団名 獲得回数 軍団名 獲得回数 軍団名 獲得回数 軍団名 第1位 43回 不純な微笑 61回 不純な微笑 46回 メラメラ学園 83回 メラメラ学園 第2位 38回 メラメラ学園 37回 メラメラ学園 31回 ワン☆ピース・不純な微笑 29回 不純な微笑 第3位 33回 SORA 22回 ☆GARDEN☆・ワン☆ピース --回 ----- 28回 G7 第4位 24回 ワン☆ピース --回 ----- 30回 梁山泊 22回 Crescent 第5位 18回 輝友会 20回 輝友会 23回 ☆GARDEN☆ 20回 ワン☆ピース 2005-2011年 総代各町別連覇ランキングトップ3 青龍総代 玄武総代 朱雀総代 相町総代 全町通算 順位 連覇数 軍団名 連覇数 軍団名 連覇数 軍団名 連覇数 軍団名 連覇数 軍団名 第1位 6連覇 パンティング改・Bandittz 5連覇 天使の翼 7連覇 舞桜 21連覇 メラメラ学園 21連覇 メラメラ学園 第2位 5連覇 劇団ワロス 3連覇 ワン☆ピース 6連覇 梁山泊 7連覇 不純な微笑 20連覇 不純な微笑 第3位 4連覇 メラメラ学園・ワン☆ピース・チョメリーズ 2連覇 メラメラ学園・不純な微笑・ベイビーズ・チョメリーズ・☆GARDEN☆ 4連覇 メラメラ学園・不純な微笑 6連覇 G7・Crescent 15連覇 ワン☆ピース